あるようなないような

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120029486

感想・レビュー・書評

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  • ゆ、ゆるい…!
    都会っ子のお母さんのおかげ(せい?)でら抜き言葉が使えない話がとてもすき。
    それにしてもゆるい。

  • 読み進めるほどに、不思議な川上さん像が私の中に形成されていくんですが・・・

  • 読み物。
    こんな文、日記が書けたらなぁ。

  • のんびりとした、川上さんの日々のこと。

  • 川上弘美さんの文章のリズムが最初は苦手だったのですが、今では気持ちよく読んでいます。ところどころの単語を漢字からひらがなに変えているやわらかい文章の加減が、心地よくなってきたのでした。主婦もしながら作家として、それから生活も楽しんでいて、私の憧れです。川上さんの書く生活感が親しみ深く、それでいて目線が面白い。
     嘘の、架空の表現を使うのですがそれもまたすんなりと入り込めてしまうさりげなさに、真綿のような世界観を感じます。

  • 夜の子供、という単語が好き。
    このひとのもつ独特の空気感で世界を見たい。

  • あるようなないような心持ち。
    あってもいいけれどなくても構わないような事ごと。
    そんなものが 力まず当たり前に自然に綴られている。

    自分と極めて近しい価値観や視点を 著者に見つけ 嬉しくなったりもする。
    SMAPの「夜空ノムコウ」に抱いた 居心地の悪さなど
    よく言ってくれた と 拍手したいほどだった。
    ただ 私は 良しとしきれず 今尚 抵抗し
    ――あれから僕達は何かを信じてこラれたかなぁ――
    と 字余りにして歌うのだが。

著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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