- Amazon.co.jp ・本 (676ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120036217
感想・レビュー・書評
-
2012.6.16
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
酢 醤 油 。
-
今さらレビューするまでもない名作。
-
分厚い、分厚い本です。町田康といえば、独特の文体で好き嫌いが分かれるところですが、この小説は自信を持ってひとにおすすめできます。
随所に町田節といわれる軽妙な文体や歴史小説にそぐわない現代的なことばづかいが見られますが、それを凌駕する内容。
思っていることと、口にでることが一致しない主人公。直截的なことばを憎む半面、他人と接すると「あう、うぐぐ」みたいなことになる主人公。
そんな感じだから、他人にはアホだと思われる主人公。でも、こころの中では流暢に物事を考えられる主人公。
いろんなことがねじ曲がって、不条理なめにあって、でも不条理なこともして、どんづまりにづまってしまった人間のゆくはてに泣かされます。 -
自我というものが一体何なのか。主人公の男の気持ちが手に取るようにわかったり、その情けなさに自分を見るようでつらくもなる。最期の言葉はやるせなかった。人間の負けのような気がした。
-
どーでもいいからみんなも読みなよ
愛の告白とかじゃないよ
なんかねー、とりあえず厚さとか気にしないで読んでほしい
よめっから -
ちょっとすごい。
てゆーか長い。
なんだか心境が分かるようで分からないようで、堂々巡り。
けど、人生ってこんな感じ。