ミーナの行進

著者 :
  • 中央公論新社
3.83
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本棚登録 : 1927
感想 : 378
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120037214

感想・レビュー・書評

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  • マイノリティな幸せや切なさを表現することが多い小川洋子さんの小説の中では珍しい「可愛らしい」「幸せな」小説だと思う。
    小川洋子さんを読むときの癖で、突然何があっても大丈夫なように気持ちを身構えて読んでいたので、私には拍子抜けでもあった。

  • いとこの家に預けられた中学一年生の朋子、いとこの家には1つ年下の女の子ミーナがいた。暖かいいとこのお家の人々、ミーナとペットのカバ(正確にはコビトカバ、偶蹄目カバ科コビトカバ属)のポチ子との交流。
    30年後の朋子が当時を懐かしむような形で物語が進んでいるためか、郷愁を感じる。やわらかな物語。

  • やさしくてあたたかい時間がゆっくりと流れる。
    このまま、あと何百頁でも続いて欲しいと思った。

  • 目を閉じると、あの芦屋の家が浮かび上がってくる◎ポチ子大好き☆☆☆

  • 浮気 よりも 秘事 の方が合う。

  • 芦屋
    ミーナ
    ポチ子
    フレッシー
    マッチ箱の物語
    男子バレー
    とっくりさん

  • 264.2010.6.3

  • 2014.1.29読了
    ゆっくりとした時間が流れる、フワフワとした気分になる物語だった。あまり得意じゃないけどね。挿絵が素敵。

  • 小川洋子、初読書。

    序盤の幸せの描き方が、何か最後の変化(これは悲劇と予想してました)を予想させるもので、かなりよかった。

    しかし終わってみると、特に何もない話。
    いや、これは否定してませんし、余韻のある終わり方もよかったです。
    お互い、無事に成長できて子供の関係をそのままよい形で
    続けられるという暖かさもよかった。

    それゆえに、中盤になんかもっと面白い話がほしかった。
    正直、中盤はつまらなかったな

  • ところどころ、クスっとするところはあるが、読むのに時間がかかった。小川さんの作品としては、ものたりないからか。たんに鈍いからか。タイトルは、「ポチ子のふるさと」にしたかった。

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著者プロフィール

1962年、岡山市生まれ。88年、「揚羽蝶が壊れる時」により海燕新人文学賞、91年、「妊娠カレンダー」により芥川賞を受賞。『博士の愛した数式』で読売文学賞及び本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。その他の小説作品に『猫を抱いて象と泳ぐ』『琥珀のまたたき』『約束された移動』などがある。

「2023年 『川端康成の話をしようじゃないか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小川洋子の作品

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