- Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120037214
感想・レビュー・書評
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マイノリティな幸せや切なさを表現することが多い小川洋子さんの小説の中では珍しい「可愛らしい」「幸せな」小説だと思う。
小川洋子さんを読むときの癖で、突然何があっても大丈夫なように気持ちを身構えて読んでいたので、私には拍子抜けでもあった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いとこの家に預けられた中学一年生の朋子、いとこの家には1つ年下の女の子ミーナがいた。暖かいいとこのお家の人々、ミーナとペットのカバ(正確にはコビトカバ、偶蹄目カバ科コビトカバ属)のポチ子との交流。
30年後の朋子が当時を懐かしむような形で物語が進んでいるためか、郷愁を感じる。やわらかな物語。 -
やさしくてあたたかい時間がゆっくりと流れる。
このまま、あと何百頁でも続いて欲しいと思った。 -
目を閉じると、あの芦屋の家が浮かび上がってくる◎ポチ子大好き☆☆☆
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浮気 よりも 秘事 の方が合う。
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芦屋
ミーナ
ポチ子
フレッシー
マッチ箱の物語
男子バレー
とっくりさん -
264.2010.6.3
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2014.1.29読了
ゆっくりとした時間が流れる、フワフワとした気分になる物語だった。あまり得意じゃないけどね。挿絵が素敵。 -
小川洋子、初読書。
序盤の幸せの描き方が、何か最後の変化(これは悲劇と予想してました)を予想させるもので、かなりよかった。
しかし終わってみると、特に何もない話。
いや、これは否定してませんし、余韻のある終わり方もよかったです。
お互い、無事に成長できて子供の関係をそのままよい形で
続けられるという暖かさもよかった。
それゆえに、中盤になんかもっと面白い話がほしかった。
正直、中盤はつまらなかったな -
ところどころ、クスっとするところはあるが、読むのに時間がかかった。小川さんの作品としては、ものたりないからか。たんに鈍いからか。タイトルは、「ポチ子のふるさと」にしたかった。