木洩れ日に泳ぐ魚

著者 :
  • 中央公論新社
3.22
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本棚登録 : 1840
感想 : 312
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120038518

感想・レビュー・書評

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  • 二人の男女の関係は何なのか、ハイキングの真の目的は何なのか、複数の謎を絡めながら明かしていくのがさすがだった。

  • なんなんでしょうか、この閉塞感、気持ちのざわつき。でも、面白かった。他の作品も読みたくなりました。

  • たつた二人。
    それでも、こんなに世界が違う。

  • マンションの一室で起こる男女2人の物語。記憶を辿っていった先にある真相。
    暗いです。

  • 読了日20140124一般5冊目。面白かった。スリリング。

  • 心理的にどっと疲れた。いくつもの覆す推理に、二人の変化に、途中とてもゾクゾクした…!

  • たった一晩の、たった2人だけの、ただの回想・・。
    なんだけど、ツボでした。短めだけど、大好きな恩田ワールド感じられる作品。

  • ≪県立図書館≫
    感情が生々しかった。
    触れそうなくらい。
    濃密すぎる一夜だ。
    おもしろかった。

  • 別れゆく男女の一晩の物語。
    住まいも片付け、スーツケースを机替わりに、出来合いの惣菜とお酒で、語り合う。
    男女、それぞれの視点で、回想を交えて語られ、舞台劇のような作り。

    事件、2人の関係、謎ははっきりしないまま。
    続きが気になって一気読み。でも面白いのかどうか、よくわからなかった。

    (図書館)

  • 舞台は、アパートの一室。別々の道を歩むことが決まった男女が最後の夜を徹し語り合う。初夏の風、木々の匂い、大きな柱時計、そしてあの男の後ろ姿ーー共有した過去の風景に少しずつ違和感が混じり始める。濃密な心理戦の果て、朝の光とともに訪れる真実とは。不思議な胸騒ぎと解放感が満ちる傑作長編。

    ---------------------
    恩田陸作品らしい、どろりと不穏な空気を始終纏った作品。
    これまで、一緒に暮らしてきた男女の、最後の一日。荷物はほぼ全て片付け、がらんとした部屋で彼らは最後の一日を終えようとしている。互いに相手を白状させようと、胸の内に抱きながら。

    最終的に、何とも不思議な真相が明らかになる。
    結局は彼らが頭の中で導き出した真相であり、それが本当に真実なのか?そもそも、君らはなぜ?と微妙な謎を残していくのは恩田作品らしいと思わせるところがあるので求めないけど、どこか釈然としない。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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