カップヌードルをぶっつぶせ! - 創業者を激怒させた二代目社長のマーケティング流儀
- 中央公論新社 (2009年10月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120040658
作品紹介・あらすじ
二代目が創業者を語った例はあまりない。世の中の大半は、二代目にそんな資格はないと思っている。私は逆に、二代目にしか語れないことがあると思っている。それを正直に、しかし謙虚に語ったつもりである。(…)私が一貫してやってきた仕事は、創業者の率いるワンマン経営を、多くの社員が参画して運営するシステム経営にシフトすることだった。創業者がいなくなってから、いつまでも古い企業体質を引きずったために、おかしくなっていった会社をたくさん見てきた。それだけは避けたかった。-「おわりに」より。DVD付。カップヌードルの伝説的CM「hungry?」と「NO BORDER」を収録。
感想・レビュー・書評
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東2法経図・6F開架:588A/A47k//K
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上から目線、相手(社員、取り引き)を尊敬、敬う心がないと思われ部分が随所にある感じた、
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創業者の後を継ぐ二代目。
異能の創業者と、凡人の二代目。
人事部は人事権を使うな!
各部門に人材を提供するサービス業に徹せよ。 -
百福さんのエピソードはめっちゃ面白かった!作り上手で守りベタ。激しい気性。動物的な勘。すごい人だったんだなっていうのが伝わってきます。ライス失敗のときの潔さがいい。
途中の、二代目の戦略(というよりぼくには「作戦」に思えた)はあまり興味がなく、やはり創業者のほうが圧倒的に偉大だったんだなーと思った。ただ、百福士として50ねんで100の社会貢献活動をという理念はとってもいい。ケニアoishiiプロジェクトなんかはやっぱ大企業すごいなって思う。
二代目社長に会ってみたいと強く思った。
うん、会おう!そして自分も百福士(みたいなもの)として働きたい旨伝えよう。日清の今後の社会貢献に期待。 -
一言で言って面白い!!
日清食品の二代目(実際には間に2年間お兄さんが社長をされたそうだが)社長、安藤祐基さんの、偉大な父・安藤百福さんの後を継いでの奮闘記。
まず題名がいい。
これは、安藤さんが社長に就任された直後、超ロングセラーであり稼ぎ頭のおばけ商品「カップヌードル」に対する「甘え」の体質を断ち切ろうと、「カップヌードルを超えるような画期的な商品の開発に取り組もう!」とハッパをかけるつもりで言葉がややすべってしまったものだという。当然、創業者の父・会長は激怒…
前半ではそのような「異能の人」である創業者との接し方がエピソードを交えて語られていて面白い。その後は文字通り「打倒カップヌードル」にどのように取り組まれたのかが、実際の商品への取り組みとともにかなり具体的に語られており、有名な日清食品のブランドマネージャー制の雰囲気の一端がリアルに垣間見られてこれまた興味深いことこの上ない。
超・オススメ。 -
・無駄なお金は一銭たりとも使うな。本当に必要なお金なら惜しみなく使いなさい
・社長とは権限ではない、責任だ。
・社員にもできるだけ「何々するな」とは言わないようにしている。すべて「何々せよ」と言う。常に積極的で前向きな行動を促すように気をつけてきたつもりである。
・実感したことを、自分の言葉でしゃべれ
・逃げるな、立ち向かえ
・不可能に挑戦し、ブレークスルーせよ
・セクショナリズムと闘え
・決断なき上司は無能と思え、社長へ直訴せよ -
こういう書物はあまり好きではないのですが
(ほら、自慢だらけだったりつまらないことをつらつらとつづっている場合が多いので)
2代目(正確には3代目?)は違いました
日清食品、カップヌードル、イメージが変わりました。
マーケティングやはり面白そうです。 -
創業者を常に意識ながら、3代目として経営してきた戦略が記されている。創業期の企業のあり方・経営者の生き様に対して、継続することにシフトするために、安藤さんが取り組まれてきた試みが記されている。
とても読み甲斐があり、学ぶことの多い良書であった。 -
創業と守勢どちらが難きや?メガプロダクトに安住する事となく絶えず、新商品を生み出す仕組みづくり。<br />ベクトルの異なる組織を、マトリックスに配置する事で、社内に競争を生み出す。<br />企業理念が最後大事。