- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120040801
感想・レビュー・書評
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悪魔憑きの話かと思えば、証券会社の話になり、孫悟空が出てきたりと目まぐるしくあちこち視点が飛びながら読んでいくと、あれ、全部引きこもりの話かとなり、最終的には現実だかファンタジーだかわからない現在の話につながる。
結局予言めいた話が嘘でも本当でもどっちでもよくて、わけがわからないなりになんとなく皆がいい方向に向かった終わり方でよかったです。あ、これって読者も読んだ話の中に救いを求めているということか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
伊坂幸太郎らしく散りばめられた伏線が最後にカチカチと回収されていく様は心地よいが、今作は、伏線の展開とその回収ということに重きが置かれすぎているようで、全体のストーリとしてはちょっと退屈。
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私の苦手な小難しいファンタジーのような話だった。
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ふつー
割と好きな作家だけど
今回は全くピンと来るものがなかった -
文庫化された時に平積みされてるのを見て気になっていた作品
心理学?的な内容の所は「は~、なるほどね」って感心出来て面白かったけど
急に猿が出てきたり何だかんだよく分からなかった
読み終えて伏線に唸る事も無かった
でも不思議な感じは嫌いじゃない -
『SOSの猿』
-伊坂幸太郎-
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悪魔払いを頼まれた男と誤発注事件の調査を頼まれた男が猿の幻覚によって最終的に出逢い、そこに引きこもりの青年の猿の話が絡んでくる。
「猿の話」が難しくてよく分からなかった。
ちょっと詰め込みすぎかな。
うーん。
正直あまり好みでない。
最後に全てが繋がっていくのは伊坂さんならでは。 -
取り敢えず、『西遊記』をちゃんと読んでみようかな、と思う。隕石の話はいいなぁ。歌が落ちてくる、というのは、なんか微笑ましい。
すっきり理解!というのとは違って少し絡まったなにかが胸の中に残るけど、それぞれが新たな一歩を踏み出したラストは好きです。 -
私も・・・そして、あの人もこの人もメサイア症候群かも・・・・
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悪魔祓いの「 私の話」と、株誤発注事件調査の「猿の話」。
いずれ繋がるであろう二つの話だけど、そんなドキドキがなかった。
よくわからないタイミングで登場する「猿」の存在意味が理解しきれなかった。
事あるたびに、話が本筋からそれている感じがして、大好きな伊坂作品の中でもイマイチ・・・