- Amazon.co.jp ・本 (650ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120044373
作品紹介・あらすじ
圧倒的な知の世界。立花隆自ら全書棚を解説。書棚を前にして、語りは、境界を越えてとめどもなく広がり、語り始めると止まらなかった。
感想・レビュー・書評
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知の巨人。
大好きです、尊敬する一人で立花さんの
書く文章もとても読みやすい。
本当に頭のいいひとは、わかりやすい言葉を使って本を書く。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
立花隆さんの「ネコビル」に納められている大量の本を書棚別に立花隆さんがすべて解説しているという本。
書棚の写真もたくさん収録されているのですが、写真の撮り方も独特で、書棚一段(1ブロックというのかな)につき1回シャッターを切って、タイトルがぼけないようにピントを合わせた写真を加工してつなげた書棚の写真になっている。
せっかくの書棚写真なのにタイトルがぼけてて見えない!というイライラが0になる撮影方法。
立花隆さんは1冊本を書くたびに書棚ひとつぶんの本が増えるという仕事のやりかたをしているらしく、その書棚の本とその本に関連した仕事のエピソードがつづられている。
脳、イスラム教、キリスト教、ラファエル前派、猿、共産党、田中角栄など。
コリン・ウィルソンを通してウィトゲンシュタインと出会うって、なかなか珍しい出会い方だと思う。 -
本好きにはたまらない本だろう。立花氏の書棚のカラー写真がふんだんに盛り込まれている。
氏の考えについては必ずしも全てに同意できるわけではないが、勉学に対する姿勢は学ぶべきだろう。 -
びろんと広がる、長大な本棚の写真。こまかすぎてタイトルも読めなかったりするんだけど、のぞきこんでどんな本があるか、つらつらと眺めてします。そういうの、電子書籍ではまだ無理だよなぁ。電子書籍であれば、拡大もできるのだろうけど、手元に広がる存在感は、画面を限られるタブレットやスマホには無理だから。そしてそれ以上に楽しいのが、本棚を前にした立花氏のおしゃべりだ。本にまつわるあれこれを、テーマを転々としつつ、次々と展開してくれる。
自分自身のちんまい本棚を前にしても、「あ、こんな本あったんだ」と見つけて手に取るのは楽しい。最近だと、わりと電子書籍でもそういうことあってさ。たまにライブラリを流してみては、「あぁ、こんな本買ってたんだぁ」とクリックして開くことがある。電子書籍は手の中に開くことはできないけど、出先でもそういう楽しみが味わえるのは、電子ならではだ。形態はかわっても、本を前にした楽しみに、通じるところはある。未読の本を山のように積み上げたり、電子になってからはさらに物理的な制約がなくなった分、うしろめたさが増したりもしたものだけど、通読することだけが、本を所有する愉しみじゃないんだよなぁ、なんて言い訳もしてしまうね。この本を読みながら、そんなことを思った。 -
とても分厚い本だが、立花隆のこれまでが垣間見えるとても充実した内容。知の巨人と言われた彼の蔵書はすさまじい!ネコビルすごいな(笑)私の読んだことのある本もちらほら見えてとても満足。バーン=ジョーンズがお気に入りとは、素晴らしい!この方と佐藤優の本棚をぜひ、実際に見てみたいものだ。
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立花隆本人による、立花隆の本棚(家全体が書庫)の説明、なんとも贅沢な本であります。立花隆の‘知の旅‘の‘見える化‘でもあります。
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圧倒的な知の力
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全650ページある『立花隆の書棚』
氏の本棚自体もさることながらこの本自体にも相当の重厚感を感じる。
何万冊とある書斎兼書庫。
内容うんぬん以上に、この物量自体に圧倒的説得力を感じる。
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"科学、歴史、宗教、医学、様々なジャンルを俯瞰してアカデミックに独学し続けている立花さんの蔵書を紹介しながら、立花さんからにじみ出る知識の一端をしることができる本。
有名なネコビルにある書棚の写真を眺めるだけでも価値がある。" -
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