出張料理・おりおり堂 - 卯月~長月

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 291
感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120047084

感想・レビュー・書評

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  • 派遣社員を辞めて、出張料理の助手をすることになった澄香のお話。
    務めることになった『おりおり堂』のオーナー桜子さんの雰囲気が素敵♪
    料理はとても美味しそうな描写だし、和服姿の凛とした桜子さんが楽しむ日本の歳時。
    とても大好きな世界観です^^
    四季折々を愉しめる生活、私もこういう大人になりたいなぁ♪ 
    物語も引き込まれるものがあってとても読みやすかったです。

  • 32歳の山田澄香は派遣仲間のユミの結婚式の帰り道、和服姿の老婦人の上品な佇まいにひかれ、彼女の入った「骨董おりおり堂」に入った。カフェを併設した骨董品屋で、80を越えるオーナー桜子が仁という青年に頼んだ軽食を一緒に食べる澄香。料理人だという仁の料理に入った食材を当てた澄香はおりおり堂でアルバイトをすることに。仁の仕事は出張料理人だったー◆ドラァグクイーンのアミーガたちと鰹の謝肉祭、ここでもまたドラァグクイーンが…。でもまさかドタキャンの我儘花嫁につながるとは。記憶をたどり背中を押した鱧、京都での 過去を描きたいがために鱧出してきたような…京都からきた料亭の女将見習い葵の、まー嫌なやつ加減といったら!絶対「お姉ちゃんのため」じゃないじゃん、小姑根性で意地悪いだけ。…とはいえ澄香にひかれる要素がないから贔屓もできないけど(笑)澄香に亡き妻の面影を重ねる男藤村も、姿が似てるだけで-?キザみたいだけど格好良いとは思えないし…

    32にしちゃ澄香の妄想も昨今の漫画みたいだけど桜子さんみたいな人生の先輩は素敵だわ、おりおり堂に出会えてそこが羨ましい。

  • 2016.11.14 読了


    山田澄香 32歳 独身 派遣OL
    最近 友だちも どんどん結婚してゆく。

    会社の後輩の結婚式帰り
    ふと立ち寄った カフェスペースもある
    骨董屋さんで ランチを食べることになる。

    そのカフェを切り盛りしてるのが
    超イケメンの仁さん。
    一目惚れする 澄香。

    出されたランチの微妙な味つけを話したところ、
    カフェのアルバイトに来てくれないかと
    誘われる。

    そんなとこから始まる。

    仁の作る料理が またすごく美味しそう!

    あと 仁の過去やら 三角関係やら。。。
    スルッと読めました~

  • 山田の心の声がイタウザい
    読みにくかった…

    お話の筋もこれといった珍しさや
    心動かされものも特になく…
    浅く広くって感じ

    ご飯の描写おいしそうだったけどな~

  • ひょんな出逢いから仕事を辞め、全く違う道を歩き始める澄香。わいわいでてくる登場人物たちも好ましい。
    好きな話だった。続きが楽しみ。

  • 後輩の結婚式に出席した帰りにて
    運命の出会い(?)が。

    派遣の仕事を辞め、好きな人のためにひた走る。
    崖から飛び降りる勇気、確かにいる時があります。
    回を重ねていく度、多少空想は小さくなっていきますが
    最初の方の夢見がちな脳内が…微妙です。

    愉快なお客様、ふいにやってきた女性に
    妙に強気の男性、料理人の過去。
    女性と男性、面白いぐらい自分の事を押し付けています。
    相手の都合お構いなし、でぐいぐい来るので
    すごいなぁ、と。
    とはいえ、一応引き際はあるようですが
    面倒な二人です。

  • アラサー婚活女子、ハケンを辞していざ、
    イケメン出張料理人と二人三脚。
    この一皿で人生変えます。
    おりおりの美味と、とりどりの依頼人が
    織り成す悲喜こもごも。

  • 卯月〜長月とあったから続編あり?と思ったらやっぱりありました。読まねば。

  • 他の方々のレビューを見てびっくり!
    私も漫画読んでいる気分で、読んでいました。
    なんででしょうかねぇ。

    でも、続編をやっぱり読まずにはいられない。
    イケメン料理人仁さんはどうするのさ。

    このカンジも漫画っぽいなぁ。
    文章を読むというよりも、
    話が知りたい(苦笑)

  • 派遣アラサー女子がふとした事からイケメン出張料理人のもとで働くことに。
    ベタでありがちな話だし、
    少女漫画を読んでいるようでもあるが、
    そのまま連ドラになりそうな軽やかさで読みやすかった。
    続編も出てるようなのでさっそく予約。

    【図書館・初読・2/23読了】

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著者プロフィール

安田依央
大阪府生まれ。関西大学法学部政治学科卒業。二〇一〇年に『百狐狸斉放』で第二三回小説すばる新人賞を受賞し、一一年に単行本『たぶらかし』として刊行。
他の著書に『終活ファッションショー』『ひと喰い介護』、「人形つかい小梅の事件簿」シリーズがある。

「2023年 『出張料亭おりおり堂』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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