- Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120055010
感想・レビュー・書評
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色んなこといっぱい詰まってて読むのに時間かかったけどそのみっちり具合がよかった次はやく読みたい母を背後に感じながら読んでました
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さすが 文章が上手い!
1ページにびっしりと文章を書かれているので
途中 その長さがしんどくなって正直ハイスピードで読みました…
それでも ずっしりと心に残る小説でした
また ゆっくりと再読したい -
久しぶりの長編でウキウキと手にとって、表紙の絵は、読み進めるまで気づかず。いろんな時代が行ったりきたり。年代が近いので、共感ポイントが多くてドキドキしました。使命と才能。また大切な言葉をいただきました。
2022/10/20読了 -
『比べたらダメだ。
つらさの大小を、苦しみの大小を、うしなったものの大小を比べた途端に、私たちは想像を放棄する。
そして断絶してしまう。』
という終盤の主人公の言葉に、
ほんとそうだなと納得。
無意識にやりがちだから
心に留めておこうと思った。
比べて理解しようとするのではなくて、
ただその人のことを想像する。
そして自分に対しても、
同じようにする。
わからないまま進んでいいし、
逃げるのも
引き返すのも
やり直すのも
どんなしたっていいんだ。
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連載小説だったからだと思うが、構成が破綻している。
みのりの過去のパートはとてもよく描けていて、読んでいて共感できたし、とても面白かったが、祖父のパートはどうにも中途半端だったように思う。
もう大家になっているから、これだけおかしな構成のお話でも編集も文句が言えないのだろうけれど、良い作品をつくるためには、連載が終わってからもう一度しっかりまとめ直すべきだったと思う。そうしたらもっとずっと心に響く話になっていたと思うのに、かなり残念。
もし僕が編集者だったら、現在から過去への振り返りとかはやめて、ストレートに大学生から現在までのまっすぐな時間軸で、彼女の視点からまわりの人の人生も浮かび上がらせるようにすすめたと思う。そういうシンプルな構造で十分訴えかける力をもつテーマのお話であるはず。 -
扱っているテーマや内容は割とシリアスで重かったりするのだが凡庸で間延びするストーリー展開で魅力が半減になったような感じ。
とにかく内容の割には話が長すぎ。
ギュっと縮めて1/4くらいの小説で良いと思う。 -
すごく真面目に人生に向き合っている人の話だなと思った。
特別な才能や使命がタラントなのだと思いがちだけれど、実はそうではなくて、自分の中にも何かしらのタラントがあるのだと主人公は最後に気がつく。
戦争に行ったおじいちゃんの心の痛みがだんだんと癒えていったラストがよかった。 -
装丁や帯であらすじなどで大枠を掴んでいるもの、なかなか本題に入らず挫折しそうになるも、なんとか完読。
新聞の連載で読んでいたら、そんな違和感はないのかもしれないけれど。
主人公のみのりが、普通にいい人すぎてうじうじしている様をいらいらしながらも、なぜか憎めない。なにも考えていない人間の何倍も悩んでいるのがけなげでならないのだ。
私もみのりのように、若い時は人は2つのタイプがいると思っていたなぁ -
いろんな要素が盛り沢山。
寿士さんが最後まで良い人のままで安心した。