ゾウの時間ネズミの時間: サイズの生物学 (中公新書 1087)
- 中央公論新社 (1992年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121010872
感想・レビュー・書評
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グラフとかが結構あってわかりやすく面白かった気がする。
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私には合わなかった。
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2階書架 : 481.3/MOT : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410166749
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1992年初版発行でかなり古いんだけど、新鮮に面白かった。
たぶん有名な本すぎて、どこかで紹介を聞いたことがあるんだとおもう。「サイズが違うと生体時間が違う」という話は私も知っていた。でもそれが実際にどういうことなのかは本書を読んで初めてわかった。
体重と代謝が比例すること、体重と生体サイクルが一定の比例をみせること、そこから各々の生体時間の比較ができること。サイズの比較の話だけじゃなくて哺乳類の骨の強度の話、昆虫の外骨格の話、14章の棘皮動物のデザインの話まで新しく知ることばかりで面白かった。具体的な数字は失礼ながら結構読み飛ばしたけど、それでも生物学の入門書としていいとおもう。
同じ視点の、もっと最新の本が読みたい。
⚫︎内容
動物のサイズが違うと機敏さが違い、寿命が違い、総じて時間の流れる速さが違ってくる。行動圏も生息密度も、サイズと一定の関係がある。ところが一生の間に心臓が打つ総数や体重あたりの総エネルギー使用量は、サイズによらず同じなのである。本書はサイズからの発想によって動物のデザインを発見し、その動物のよって立つ論理を人間に理解可能なものにする新しい生物学入門書であり、かつ人類の将来に貴重なヒントを提供する。
(中央公論新社HPより引用) -
様々な動物についてサイズをベースに進化、エネルギー消費量、食事量、生息密度、行動圏などを考察し、走る、飛ぶ、泳ぐという行動とサイズの関係、さらには動物の各器官とサイズの関係、細胞とサイズの関係などなど広範囲に渡って興味深い論考が満載の好著だ.説明の図表のほとんどが両対数グラフであるのが特徴だと感じた.あまり見かけない図表だが、非常に便利なものだと理解している.植物への展開もあり、さらには棘皮(きょくひ)動物まで考察しており、著者の類まれなる好奇心の一端に触れることが出来たと喜んでいるところだ.
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ツリガネムシのレイノルズ数トリック
棘皮動物のキャッチ結合組織による生活スタイル
著者がのろのろ動く動物のことを割と下にみててうける -
【講談社科学出版賞(第9回)】【「TRC MARC」の商品解説】
関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB00195302 -
へぇ、そうなんだ。というかんじ。
静水骨格って字面がカッコいい。