雑草のはなし: 見つけ方、たのしみ方 (中公新書 1890)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 165
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121018908

作品紹介・あらすじ

庭の片隅で、都会の歩道のコンクリートの隙間で、雑草はひっそりと生きている。名も知らない草も多いが、子孫を残そうと懸命に生きる戦略には驚かされるものも多い。ハハコグサとチチコグサの花はどう違う?葉の小さいオオバコがなぜ「大葉子」なのか?ツキミソウはどうして夜に咲くのか?春夏秋冬の雑草の見つけ方、見分け方を一つひとつ写真と文章で紹介し、植物の生き方のふしぎを解き明かす。カラー130点。

感想・レビュー・書評

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  • 〈目次〉
    第1章 春を彩る雑草たち
    第2章 初夏に映える緑の葉っぱ
    第3章 夏を賑わす雑草たち
    第4章 秋を魅せる花々と葉っぱ
    第5章 秋の実りと冬の寒さの中で

    〈内容〉
    田中修さんの本は読みやすいし、頭に入りやすい。新書版で、カラー写真が巻頭にしかないのが残念。もう少し白黒でもいいから写真が欲しかった。植物の名前は覚えにくいので、イメージとして理解した。それぞれ工夫して(生きるために)頑張っていることがわかった。

  • 「(他の株の花粉と受粉が)できなければ、仕方なく、一人で種をつくるのだ」など雑草の気持ちになっている記述が楽しい。雑草が愛おしくなる。

  • ◆きっかけ
    Amazonで雑草の図鑑を探していた時におすすめ欄に出てきて気になって。今回は散歩の時に見かける草花の名前を知ることができる図鑑を探しているので購入しないが、図書館で見かけたら読んでみたい。2017/4/15

  • 身近な雑草を図鑑形式で説明。植物学的な記述も豊富だがややクドいと感じることも。
    写真入りなので身近な雑草の殆どを見分けることが出来る。

    以下感想
    名前を知って初めて認識できることもある。雑草なども名前を知らなければただの雑草としてしか認識できない。
    身の回りのものの知識を得ることは意識の密度を上げ、生活を充実させることに直結すると思う。この本を読み、知る喜びっていいものだとつくづく思った。

  • たぶん家族や友人よりももっとも身近な存在なのではないかと思うくらい近くにあるのだけど、その存在は「雑草」ゆえに普段気にも留めない。
    しかしこの本を読んで、雑草に謝りたくなった。雑草は健気にたくましく生きている。それなのに、、、
    明日からは世界が変わって見えるだろう。まいにちの出勤の道のりが楽しくなりそうだ。
    そんな気持ちにさせてくれる本でした。

  • 知らなきゃ知らなくていいことばかりなんだけど、田中先生に解説してもらうと、我々は随分スゴイもの達に囲まれてくらしているんだなぁ、と思う。

  • 先日の『植物はすごい』がなかなか面白かったので、同じ著者のこちらを入手してみました。まずは第1章「春を彩る雑草たち」をこれまたなかなか面白く読み、第2章「初夏に映える緑の葉っぱ」以降はまたその時期に読むことにします。(笑

    名前の由来についても、先のヤマケイの図鑑とは別の由来も記載されており、興味深い。
    先の図鑑ではカラスノエンドウは「サイズ」が由来と書いてあったが、こちらは「実が黒くなるから」と。また、シロツメクサは図鑑では「詰め」が由来とのことだったが、こちらでは文字通り「爪」と。まあ、それだけいろいろな説があるということで、楽しいじゃないですか。
    ハルジオンとヒメジョオン、なぜ片方は「ジオン」で一方は「ジョオン」なのか?またそっくりなこの2つの見分け方は?…等々。
    これまた良書です。

  • 初心者向け。
    雑草の基本を抑えた人が知識を増やすにはちょうどいい。
    新書で書くようなもんでもないと思うけど…

  • 専門家だけあって,柳さんよりも細かい点を述べている気がする。そこが読んでいていい

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著者プロフィール

1946年 群馬県生まれ
1976年 九州大学大学院博士課程修了(農業経済)、農学博士
1976年 群馬県勤務、県農業試験場研究員、県農業試験場農業経営課長、
県農林大学校農林学部長、県環境保全課長、県第一課長(企画課)、
県農政課長、県民局長、県理事兼農業局長を経て、2007年3月退職

「2018年 『老農船津伝次平の農法変革論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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