仏教、本当の教え - インド、中国、日本の理解と誤解 (中公新書 2135)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121021359

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  • 「法華経」-2004-、「維摩経」-2011-をサンスクリット語の原典から完訳した在野の仏教学徒である著者が、インドと中国そして漢訳による仏教受容をした日本における三様の仏教理解を、その誤解も含め、一般向けに解き明かしてくれる。
    第三章「漢訳仏典を通しての日本の仏教受容」における先達者たちの意図的・恣意的ともみえる読替えに関する記述は興味深い。
    道元の「有時」に関する-
    親鸞の「備施等衆生行也」に関する-
    日蓮の「自我偈」や「我実成仏已来無量無辺」に関する-

  • 諸法実相

  • ジュンク堂池袋本店で購入しました。
    2011年12月1日。

    読み終えました。2011年12月9日。

    お薦めです。

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著者プロフィール

植木 雅俊(うえき・まさとし):1951年、長崎県島原市生まれ。仏教思想研究家。九州大学卒。理学修士(九州大学)、文学修士(東洋大学)、人文科学博士(お茶の水女子大学)。東方学院で中村元氏からインド思想・仏教思想論、水野善文氏からサンスクリット語を学ぶ。著書『仏教、本当の教え』『法華経とは何か』(以上、中公新書)、『ほんとうの法華経』(橋爪大三郎氏との共著、ちくま新書)ほか。訳書『梵漢和対照・現代語訳 法華経』上・下巻(岩波書店、2008年、毎日出版文化賞受賞)、『梵漢和対照・現代語訳 維摩経』(岩波書店、2011年、パピルス賞受賞)ほか。

「2024年 『日蓮の思想 『御義口伝』を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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