物語イギリスの歴史(下) - 清教徒・名誉革命からエリザベス2世まで (中公新書 2319)
- 中央公論新社 (2015年5月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121023193
感想・レビュー・書評
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[評価]
★★★★★ 星5つ
[感想]
イギリスも大帝国となるまでは混沌としている時代があったことがよく分かる。
しかし、イギリスでは議会が徐々にではあるが力を持ち始め、議会の決定がイギリスの行動に大きな影響を与え始めているのは平民も力を持ち始めているということになるのだろう。
これらの平民が力を持つことは商業的な成功や産業革命の要因のひとつになるのかな。
また、現代のイギリスは2つの大きな戦争による後遺症もあるがいまでも世界に大きな影響力を持っているのがよく分かる内容だった。 -
上巻はあっという間に読んだんだけど下巻がきつかった。
下巻の中盤からほぼ政治史。筆者の専攻が政治外交史らしいので然もありなん。通史を謳ってる割に配分の偏りが大きいのだが、はじめから「王権と議会」がテーマだと言ってるので仕方ない。
巻末に、参考文献と同様にして関連映画を紹介しているのが好ましい。 -
これを読むと、この前の国民投票は、何というかサッチャーの亡霊のようなものが表面化してしまったのかなと考えさせられた。
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書籍についてこういった公開の場に書くと、身近なところからクレームが入るので、読後記はこちらに書きました。
http://www.rockfield.net/wordpress/?p=7303 -
17世紀の清教徒革命から、2つの世界大戦を通じて、現代までのイギリスの歴史が語られています。物語として書かれていますので、イギリスに視点が固定されており、全世界の歴史と並行しての見方はできませんが、イギリスという国がどのようにして出来上がったのかを知ることができます。イギリスには、各時代に主人公がいるのですが、それが代々の国王だというところ。国王と議会が協力しあって政治が動かされているということがよくわかりました。ヨーロッパの中でも、そういう意味で特殊さがあり、それに誇りも持った国民性が伺えまして、この国にとても興味を持つことができました。
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勉強になりました。
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2015年7月新着
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世界帝国と植民地。反イギリスのヨーロッパと日英同盟。第一次世界大戦と被害。二大政党制の完成