醤油・味噌・酢はすごい - 三大発酵調味料と日本人 (中公新書 2408)
- 中央公論新社 (2016年11月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121024084
感想・レビュー・書評
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自称「味覚人飛行物体」にして「発酵仮面」こと小泉武夫教授の新著ということで読んでみました。
醤油、味噌、酢に関する蘊蓄の数々、楽しかったですが、味噌については愛知県岡崎市などが今でも産地として有名な八丁味噌、豆味噌はおそらく高麗人によって製法がもたらされたとのことで、韓国のテンジャンとも製法が近いとのこと。改めて八丁味噌を味わってみたくなりました。
醤油については、小泉教授協力お勧めの「納豆と刻み昆布とニンニクのぶつ切りを醤油の中に入れて寝かせた特製の納豆醤油はぜひ試してみたいところ…
酢については、、、脂質代謝にやや異常のある私としては、改めて1日30mlずつ「飲んで」みなくては、、、近日中に「飲む黒酢」か何かの入手を図ります。(苦笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
専門性が高くて難しかったですが、勉強になりました。
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日本人の食卓に並ぶ数々の発酵食品。その生成過程とルーツを探る。
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料理の素材を引き立て、味付けの決め手となる調味料。古くから用いられてきた発酵調味料の醤油・味噌・酢は、日本の食卓に欠かせないばかりか、海外での需要も年々高まっている。本書は、発酵学の第一人者がこれら三大調味料の製造工程や成分をわかりやすく解説。我が国の食文化に根ざした歴史や魅力を述べる。さらには、近年の科学的知見をふまえ、血圧上昇や肥満の抑制、発ガン予防などの驚くべき効能も紹介する。