大学の話をしましょうか: 最高学府のデバイスとポテンシャル (中公新書ラクレ 195)
- 中央公論新社 (2005年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121501950
感想・レビュー・書評
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主張が明確、だから大学をやめたのだろうけど。
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楽しー!自分でものを考える人だな、という印象をうけた。
仰々しい名前をつけるとしたら大学論、大学院論、大学運営論、大学教育論、ですかね。 -
インタビュ形式なためか大変読みやすかった。短時間で読めました。
森さんの「専門外のため軽々しい断定は控える」姿勢や「自分の目や肌で得た情報を判断材料にし、軽々しい是非や批判はしない」点は非常に好感・共感を得ました。
ただ、こういう意見ってどのコミュニティまで受け入れられるものなのでしょうかねえ。(若手中堅職員には共感得やすいけど、お偉方には煙たがられるとか) 自分の意見の基盤作りのためにこの本を読み始めたので、そんなことが気になった。(自意見基盤なら自分で考えろ、せめて複数冊参照しろ、と云われてしまいますが) -
研究室をもっと好きになろうと思いました.
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大学って変なとこだ
でも自分しだいなのですよね -
助教授・森博嗣が「大学」について語った!
読了日:2006.12.15
分 類:エッセイ
ページ:188P
値 段:720円
発行日:2005年10月発行
出版社:中公新書ラクレ
評 定:★★★
●作品データ●
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テーマ:大学
語り口:Q&A形式
ジャンル:エッセイ
対 象:一般向け
雰囲気:インタビュー
聞き手:名倉 宏美
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---【100字紹介】--------------------
某国立大学助教授だった森博嗣が、
「大学」について様々な質問に答えるインタビューの模様を書籍化。
Q&A形式で、最近の学生についてや内部からの視点で見た大学など
学生論、大学論として様々に語る「大学の話」。
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副題は「最高学府のデバイスとポテンシャル」。
すっかり作家として定着した森博嗣が、元々の正業である「教員」として、大学についてのインタビューに応じる、という内容です。聞き手は、中央公論新社から出る森氏の本でも名前をお見かけする(N倉氏として登場)名倉女史。森氏の担当編集者さんですね。
内容としては概ね正論であって、大学内部にいたことのある人なら「まあ、そうだろう」とうなずく内容かと思われます。ここでいう大学内部とは、大学で働いたことがある、もしくは大学院に在学したことがある、という意味くらいでしょうか。学部だけで大学を出てしまうと、あまりぴんとこないかもしれません。
大学そのものに関わらない部分については、賛否両論かもしれませんが、菜の花はこちらもほぼ同感で、「そりゃそうでしょうね」と納得の内容が多い感じですね。ああ、でもときどき「え?そりゃどうだろう?」というのも完全にゼロではないので、「そうか…こういう見方もあったか」と
面白く読めました。変な「専門家」や「識者」が語るより、現場にいた人の言葉は興味深いものです。
この森氏もついに大学を辞められましたね。(とっくにやめていますが、この作品の出た頃の感覚ではそういう感じ。)これからは大学を見る目も、外の視点になっていくかと思いますが、そうなったときにどういう意見を語るのか、がとても気になります。しかし…そうしたら自分の興味のあること以外、見ない人ですから、大学にはもう目を向けることもなくなって語ったりはしなくなってしまうのかな、とも思います。大学、特に理系の研究室から見たような小説、エッセイが面白い作家さんだったんですけど、これからは普通の人になってしまうのか…、それとも、もっとまにあっくな趣味の世界にはしってしまうのか…、まあ、十中八九、後者かと思われますが。。。
●菜の花の独断と偏見による評定●
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文章・描写 :★★★
展開・結末 :★★★
簡 潔 性 :★★★
独 自 性 :★★★+
読 後 感 :★★★
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将来のため、勉強の一環としても参考になりました。
自分の考えを固めるまでには、知識も経験も不足ですが。
何を自分の人生から切り離すか…。
捨てることも選択の一つであるということを、改めて感じました。
人生における選択も同じなのだなあと。 -
2006年1月27日購入。
2008年11月8日読了。 -
常識というのも、結局は誰かの作った偏見。
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文系とか理系とか言っていると馬鹿にされますよ。この世の中は何でもありなんだからね。大学がいかにダメなところかがわかる。情けない国だ。