日本のニート・世界のフリーター: 欧米の経験に学ぶ (中公新書ラクレ 197)

著者 :
  • 中央公論新社
3.09
  • (3)
  • (2)
  • (26)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 66
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121501974

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • [ 内容 ]
    欧米先進国は二十年以上、若年雇用問題に取り組んできた。
    本書は英国のニューディール、ドイツのデュアルシステム、オランダのパート対策等の成功例・失敗例を検証し、教訓を導き出す。

    [ 目次 ]
    第1章 苦闘する世界の若者(苦境に立つ先進諸国の若者たち 若年雇用悪化の背景 高失業率と共存する欧米諸国 先進諸国における若年雇用政策の特徴)
    第2章 先進諸国における若年雇用政策(英国 フランス ドイツ)
    第3章 日本の若年雇用の何が問題なのか(若年雇用の実態 若年層における構造的失業率の上昇 非正規雇用への「ヒステレシス効果」とは?)
    第4章 変革を迫られる日本の教育・訓練システム(若年雇用政策不在の日本 構造的失業率の上昇への対応 パートタイム労働者に対する均等条件の確保 教育・訓練制度の問題点 遅れている供給側の対応 セーフティネットの必要性)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • フリーターやニートとは果たして日本だけの問題なのか?世界のフリーターの実態調査と、各国の対策について書かれています。興味深く読めました。世界では実際にどのようなフリーター推移があって、どのような若年雇用対策が行われているのか、そして、それはどのような問題点があって、どのような結果が出ているか、かなり端的にしかししっかりした分析の基書かれています。日本がすべき若年雇用対策の参考になるのではないでしょうか。

白川一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×