自己チュー親子 (中公新書ラクレ 302)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121503022

感想・レビュー・書評

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  • 相手にわかるように話すことが大事だと思った。言葉の等価交換が大事なのだと思った。

  • 自己チュー親子。諏訪哲二先生の著書。自分勝手で常に自己都合優先・自己利益優先、頑固一徹で他人の意見には一切耳を貸さない、そんな自己チュー親子、自己中心的親子がどのように生まれているのか、自己チュー親子、自己中心的親子にどう対応すればよいのか。長年教育者としてご活躍されてこられた諏訪哲二先生のご経験に基づいているので、自己チュー親子、自己中心的親子と関わらざるを得ない人にはとても参考になる内容です。

  • 残念ながら、想像していた内容とかなり違っていました。
    贈与や等価交換、自己と個人といった概念、工業化社会から消費社会への移行といった解釈で説明をしようと試みているが・・・。実際の具体的事例とその説明・解説がなされているともっと理解を助けたかも・・・。

  • 自己が不合理な強制を受け、去勢することで個人となり、社会でまともに暮らせるようになる。子育ては本来このようにあるべきであるが、現在は個性を大事にするなどの名目で、強制は避けられ、去勢することなく学校へ向かう。
    その結果、様々な問題が起きている。

    贈与や等価交換などの概念、自己と個人の概念は前作にと引き続き現れる。子どもを対象にしていた前作に比べると、今回は家庭に焦点を合わせている。
    プロ教師の会なんだから、学校や教師について語っていればいいのに。家庭や子どもを語るのはいまいちだった。

  • [ 内容 ]
    子どもの問題は、親を語らずして解決できない。
    モンスター・ペアレントに向き合い、現代の家族を解読した注目の本。
    「かけがえのない自分」が暴走するとき、社会は悲鳴をあげる。

    [ 目次 ]
    第1章 フェアプレーなきヒーロー―亀田親子について
    第2章 「オンリーワン」はそれほど大切か?
    第3章 秋葉原事件をめぐって
    第4章 「親」は何をしてきたのか
    第5章 モンスターペアレントの「妄想」
    第6章 「自己チュー」の発生源としての家庭
    第7章 理不尽と非合理の効用

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 平成22年9月30日読了。

  • 亀田親子に朝青龍、どこか違和感を感じつつ、こうして取り上げられるとなかなか興味深い。
    秋葉原事件やモンスターペアレントも取り上げられており、思わず、自分を振り返ってる瞬間もあった。
    自己と個人の違いという点は、共感できる面もあり、一人の親として、考えさせられた。時には、自分を振り返ろう。

  • 「自己中心的な子ども」が増えている。その原因は「自己」ならぬ「自子中心主義」の親が増えているからだと言う。子育ては、家族が大元なのだと改めて思う。

  • もう少し具体例を載せてくれるとより説得力が増したのではないかと思います。結局、近代社会の個人と自己の問題ばかりを繰り返し述べているだけで、後半は少々飽きてきました。

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著者プロフィール

1941年千葉県生まれ。東京教育大学文学部卒業。埼玉県立川越女子高校教諭を2001年に定年退職。「プロ教師の会」名誉会長。作家。著書に『オレ様化する子どもたち』『いじめ論の大罪』『尊敬されない教師』など。

「2020年 『学校の「当たり前」をやめてはいけない!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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