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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121505996

感想・レビュー・書評

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  •  登場している学者のみなさんは一流の方々ばかりなのですが、内容はとても貧弱です。ハーバード大学で日本史が教えられているということ以上のメッセージはなく、それぞれの学者の講義のイントロとしても???というレベル。
     「海外の識者による日本史講義」というのはテーマとしてはとても気になるので、またその手の本を探してみたいと思います。

  • ◯品格ある国家=負の歴史を認めつつ自国を誇りに思う、を目指すべき
    ◯世界史の中の日本史、世界の中の日本
    ◯国を開き、コスモポリタンに
    ◯歴史の二面性
    ◯大久保・木戸は正直。国家を第一に考えた
    ◯今の日本は目標が定まらない。明治維新で西洋に追い付いた
    ◯ペリー来航・開国要求の目的は中国との貿易や捕鯨のための燃料補給
    ◯第二次世界大戦の本質は石油戦争
    ◯日本の電化・エネルギー転換は急速に成功
    ◯日本人の強みは人情・逆境から立ち直る力・戦争放棄
    ◯渋沢栄一、倫理的な責任感を伴った株主資本主義を理想に。資本主義の危機にある現代でも参照されるべき。
    ◯リーダーは決断した事柄だけでなく決断のプロセスにも責任を負う。
    ◯宗教がもつ文化的影響力。

  • アメリカから見た日本が語られる本。日本を悪く言わないある程度のバイアスは考慮する必要はあるが、日本をアメリカの識者層がどう理解し、どう見ているのかのスタンダードを知るのに良い。

  • 著名な方の論評が全てだなどと単純には考えてはならないなどと思いつつ、なかなかさくさくと気軽に読める本でした。


    ハーバード日本史教室
    佐藤智恵
    中公新書ラクレ
    2017年10月10日発行
    ISBN978-4-12-150599-6

    はじめに
    序 ハーバード大学と日本人
    第1講義 教養としての『源氏物語』と城山三郎
    日本通史 アンドルー・ゴードン

    第2講義 『忠臣蔵』に共感する学生たち
    江戸時代 デビッド・ハウエル

    第3講義 龍馬、西郷は「脇役」、木戸、大久保こそ「主役」
    明治維新 アルバート・クレイグ

    第4講義 ハーバードの教授が涙する被災地の物語
    環境史 イアン・ジャレッド・ミラー

    第5講義 格差を広げないサムライ資本主義
    アジア研究 エズラ・ヴォーゲル

    第6講義 渋沢栄一ならトランプにこう忠告する
    経営史 ジェフリー・ジョーンズ

    第7講義 昭和天皇のモラルリーダーシップ
    リーダー論 サンドラ・サッチャー

    第8講義 築地市場から見えてくる日本の強みと弱み
    和食の歴史 テオドル・ベスター

    第9講義 日本は核武装すべきか
    日米関係史 ジョセフ・ナイ

    第10講義 世界に日本という国があってよかった
    経済学 アマルティア・セン

  • 自分の知らない日本の事、また、世界が日本をどう見ているか、少しわかった。

  • 図書館で借りた。
    ハーバード大学で日本について教えている教授陣に対するインタビュー集だ。欧米で「日本学」という研究分野は結構昔からあったらしい。現代のハーバードでもこんなに日本を研究している人がいるのかという現実には驚かされる。そんな研究者のコメントには、貴重なものがある。
    そう言えば、「日本人ほど、外国人から見た日本人像を気にする民族はいない」と言われる。昔から、『菊と刀』等、作品を挙げれば枚挙に暇がない。以前読んだ『和をもって日本となす』という本も野球というジャンルにフォーカスを当ててはいたが、そのジャンルの1冊に数えられるだろう。

    研究者なので当然といえば当然だが、日本人でも知らないトピックも出てきたりするので、その点では学びがあった。

  • ハーバード大で日本についてどんな分析をしてどんな討論をしてるか興味あったが、それほど目新しい見解などは無かった。環境史という分野について最も関心が高まった。安全保障については北朝鮮ばかりが引き合いに出されて中国について述べてる人がいないのに違和感を感じた

  • 史実の曲解を無くすには保身を捨てる事が必用らしい。

    事象は多角形であり世界観が増せば多角が増していく。メタ認知【客観視】を用いても多角は平面にはならない様だが、形は時間と共に変わりゆくだろう…

  • 外のひとから見た日本には新しい発見がある。気づかなかった日本のよさにも。

  • 外国人から見た日本のインタビュー集。

    外国の有識者から見た日本の歴史や文化というのがわかって面白かった。

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著者プロフィール

1998年3月 一橋大学法学部卒業
1999年8月 マールブルク大学(ドイツ)法学部公法・国際法専攻(LL. M)修了
2000年3月 一橋大学大学院法学研究科公法・国際関係専攻修士課程修了
2003年8月 マールブルク大学法学部公法・国際法専攻博士課程修了(Dr. jur)
外務省勤務,明治大学法学部専任講師・准教授等を経て,
2021年10月 明治大学法学部教授(現在に至る)

「2021年 『EU海洋環境法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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