奇貨居くべし 黄河篇 (中公文庫 み 36-3)

著者 :
  • 中央公論新社
3.78
  • (33)
  • (45)
  • (56)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 401
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122039889

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 韓魏趙斉燕楚秦の戦国の7雄のうち、当時はすでに斉が脱落。
    強国秦のそれ以上の伸張を、他の6国がいかにして防ぐか、といった状態だったようだ。
    キングダムでは各国の力がまだ互角であるかのように描いてあるが、本書での秦の扱いはだいぶ違う。
    藺相如の勇気がほめ称えられるのは、秦の強国ぶりと無理難題があってこそなので、本書の扱いの方が正しいのだろう。

  • 面白くなってきた。

  • 3巻目。まだまだ呂不いは舞台に立っていない感じ。徐々に成長しています。まだ山場に来ていないかな。でも素晴らしい言葉がところどころ出てきます。この巻からメモることにしました。一番のお気に入りは「学ぶということは、教えられたことを踏み台にして、答えてくれる者のいない世界を問うことである」というもの。深いです。

  • 秦の始皇帝の父ともいわれる呂不韋の第3巻では、またしても九死に一生のお話でした。<BR>
    これだけの幸運があったればこそ、後世にまで名が残ったと考えればいいんでしょうか
    。<BR>2006/3/3

  • 秦の始皇帝の実の父親だと推測されている、呂不韋の物語。全5巻。

  • 秦の始皇帝の父とも言われる呂不韋を書いた作品なり。
    ただの商人だった人間が秦の宰相にまで登りつめた男の波乱万丈が余す所無く書かれてていますなり。

著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮城谷昌光の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×