西の善き魔女〈8〉真昼の星迷走 (中公文庫)

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著者 : 荻原規子
  • 中央公論新社 (2005年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122046276

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西の善き魔女〈8〉真昼の星迷走 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 長かった……。
    最後までのめりこめないまま、されど途中でやめるのはなんだか気が引けてここまで読んだけど、
    竜の惑星、馬や徒歩で長い旅をするような回りまわった世界を管理している電子回路。
    なんだろう、この世界観は。
    最後までしっくりこなかった。

    女王候補の三人が、これからどんなふうなグラール国を造っていくのか。
    ルーンとティガの関係。
    ほのめかしや含みばかりで、消化不良である。

  • バードによって、北極の塔に行かねばならなくなったフィリエルは、
    南に向かうルーンとまたもや離れ離れになる。

    本編の最終巻から、世界の話が少し進みます。

    またもや、ルーンの過去の傷をわりと生々しく垣間見せられて、
    動揺してかなしくなって、
    だからこそフィリエルと幸せになれよ!って思う。

    あと、レアンドラも幸せをつかめばいい。

    しかし、アデイルとユーシスお兄様の影が薄すぎたのもあって、
    これで終わりとはあまり思えないというか。
    引き延ばそうと思えばまだ隙はありそうな感じがしました。

    うーん、でも、シリーズものはまとめて読むから、
    読み終わったあと満足感を過ぎてからの寂しさが何とも言えず。

  • グラール王国をめぐるファンタジーはついに完結する。
    フィリエルが最後に立ち向かう相手は、女王後継者のレアンドラでも、ひそかに権力を伸ばそうと腐心する聖職者でも、侵攻してくる帝国兵でもない。
    世界の審判を下す賢者、いわば世界すべてを司るモノだ。
    話の展開はちょっと強引だなぁと思うし、結局これで簡単にめでたしめでたしにはならないな、とも思うけれど、物語世界の終着点としては正しいのかも。
    結局、このファンタジーは、壮大な世界を巻き込んだ謎と陰謀と冒険に満ち満ちた歴史絵巻、というのではなく、たった一人の女の子とたった一人の男の子が、恋を全うさせる、ただそれだけの、いい意味でミクロな視点で描かれた恋物語だったのだな、と思う。
    それにしても、これだけ長い物語に接していると、脇を固める人物たちの今後も気になる。
    ユーシスとアデイルのその後は、レアンドラに理想の男性は現れるのか、東の亡国の王子たちは仇討ちを果たせるのか、若年寄みたいなケインに春は来ないのか、と、ミーハーに語ってほしい顛末だらけだ。
    荻原規子、もうこの続きを書くことはないのかなぁ。

  • フィリエルは本当に強い、たくましいです。ルーンも弱い部分をもっていてこそなので、いいと思います。途中のバードを育てよう!なところはほんと文章にはあまり書かれていないものの相当苦労したと思います。主人公強い。後日談のようなものがあったらなと思えるくらいまだ読んでいたいですね。ほかのひとたちはどうしているのかとか、アデイルとか、ルーンの家族?とか。

  • ルーンが天文塔に引き取られた頃の話の前巻より先に、続きとも言えるこちらを先に読了。
    三人の女王候補を良しとしない世界の果てにあると言うフィーリ。これはどうやら人工知能とも言うべき存在。バードが再生する過程は、フィリエルが育てることになりましたが、バード自体が初代の審判者のクローンであると。空からの攻撃は、人工衛星と考えれば、十分科学で説明可能。
    フィリエルたちの世界は、わざと文明を遅らせた発展させない世界であり、母船が遭難した星に居着いた中で、リーダーとなった女性の子孫だけがその秘密を握っていたのだという話は、思ったよりも壮大でした。
    でも、女が支配すれば、侵略だの略奪だのと力任せに奪い合うことなどない、という発想は、私も少し考えたことがあるので、ちょっと興味深かったです。どこかでこの発想見た気がする…。(あ、思い出した。川原泉だ)でも実際は、女の方がよほど陰湿な気もしますが、戦争は回避されるかも。
    全てが種明かしされたこの巻が一番安心して読めたような気がします。

  • 最後にはディー博士が颯爽と出てきて色々解決する予想が外れた!

  • フィリエルの女王候補としての一歩、そしてルーンともお互いにまた一歩近づいたような外伝。
    最後の最後にフィーリが登場。不思議で意味深な世界のつくり。

    レアンドラは、やっぱり最後まで魅せてくれましたね。
    でも、外伝と言いつつアデイルたちが出てこなかったのは不満。そしてルーン・ティガ兄弟説は必要だったのか…?ディー博士も行方不明で、エディリーンについても何もわからないまま。すっきりしない…。

    これでおしまい。長かったなあ。それなりに達成感があるってことは、それなりに没頭してたってことかな。読み切ってよかった。

  • SFとファンタジーの混ざり具合を斬新と取るか中途半端と取るか微妙なラインだなと思った。
    相変わらず文章は読みやすくて面白い。
    番外編を読んだせいか、フィリエルとルーンのお互いに対する気持ちは以前よりも理解できたけど、やっぱりこの二人とあんまり気が合わない。アデイルとユーシスの方が気になってしまう。レアンドラは好きだなぁ。

  • 外伝と言う事で期待したんですが、ちょっと拍子抜けだったかも。もちろん赤ん坊を月光浴で育てたり冒険したりは楽しかったんですが、なんとなくあまり理解できなかったというか…。これで外伝も終わりなんでしょうか?10年後とかそういうの外伝でやってほしいです。

  • うーん…ちょいちょい不満はありながらも8巻まで読めたっていうのは、ある程度面白かったということなんだろうな。
    ただ時系列的にはこの巻が最後だけど、すっきりしないな。
    結局どうなったのか、どうなるのかよくわからないし。
    そしてレアンドラが主人公だったらよかったと再認識した。

  • 西の善き魔女 8

    ついに最終巻。
    2人のバードにそれぞれ連れられて
    フィリエルは北の賢者の元へ。
    ルーンは南の世界の果ての壁へ。
    賢者の世代交代。

    赤ちゃんバードと、彼を育てるフィリエル。
    この2人のやりとりが面白かった。

  • 外伝だけど、本編…みたいな感じです。
    まだまだ困難は続きそうですが、ひとまず区切りはついたのかな、と。

    酒飲みのバードが微笑ましい。

    フィリエルとルーンがちょくちょくラブラブしてて、にやにやしました!

  • 図書館借用。
    外伝だけど本編の最初にあったわらべ歌の謎解き明かす的な内容。でもなくても良かったかも。このシリーズは三巻までとこれ以外の外伝が面白かった。おまえにルーンが救えるか的な展開を期待してたけど、フィリエルはそんな努力しなくても好かれてるので問題ないのかな?その辺と時間、空間の移り変わりが浅かった気がする。周りのキャラが面白いだけに色々残念。

  • 蛇足…というのにちょっと同意。
    できれば最後までファンタジーで行ってほしかった。

  • フィリエル・バードとルーン・バードの旅。
    2人してバードと合わないのに、よくがんばってたね…。
    バードにイラつくのわかるよ。特にルーン。
    レアンドラの株が急上昇した。ルーンと同じなのね。
    カインとレアンドラのカップリングはいいんじゃないかと思いますよ!
    フィーリの言動はムキーってなるものが多かったので、フィリエル・ルーン・バードの3人でがつんと言ってくれてすっきりした。
    大きな問題は片付いてないけど、最後はらぶらぶで終わっていたので、いいかなって思えました。

  • 守るべきものがある人間は強いなと思いました。

  • 図書館でノベルス版通りの順番で借りて、ようやく読み切りました。

    本編に出てきたキャラクターたちや外伝に出てきたキャラクターを交えつつ、5巻までで消化不良だった世界観情報を補完し、なおかつフィリエルは初めての「子育て」を体験し、ルーンは自らの心の闇と対面して──

    という、なかなか内容の濃かった1冊でした。正直、世界観に関してはこの外伝1冊で治められる内容量じゃないような……と感じました。駆け足で説明しちゃってるのが勿体ない。けれど、それでも楽しめる面白い作品だったと思います。

  • 最後まで読みきって、ファンタジーのようなSFだったんだあ……と驚いてしまいました。三人の女王候補と世界の今後、ティガとルーンの関係など数えだしたらきりがないくらい知りたいことがあってもっと続きが夜みたいです。

  • 図書館で借りて全巻読み終わりました。長かったようなそうでもなかったような。個人的にはアデイル姫が好きだったので最後まで読み終わり、所詮この話の主役はフィリエルだしね…と非常に当たり前の事実にがっかりしたりしました。そりゃあそうだろう(笑)

    今後、3人の姫君がどのように知恵を出し合い竜の惑星で人々の世界を繁栄させていくか、と言うその辺りは語られてませんがまあそんなこっちの世界でも解決できていない問題をファンタジーだからって簡単にまるっと上手く収まるわけ無いよなあと変に納得して読み終えました。が、ソレは自分が年を食っているからで10代とかの多感な頃に読んだら物足りなく思ったかも知れないです。(まあ10代はそんなことよりフィリエルとルーンの恋話の方に夢中かも知れませんが)

    正直、恋愛話なのか王国と言う閉鎖空間の中の世継ぎ問題なのか、世界を救う話なのか読んでいて色々と話が飛ぶので理解できない点も多かったですが面白く読みました。個人的にアデイル姫が大好きなのでもっと活躍して欲しかったなあ…。ユーシスお兄様とティガの対決とか是非是非見てみたい所です。が、完結と書いてあるのでもう無理かな…

  • 最終巻。菅野さんの解説が印象的でした。

  • 本編のその後の話。
    これで再読終了。7巻以外は読み返すことは無いと思います。
    ファンタジーとSFの繋げ方がどうしてもしっくりこなくて、最後まで違和感が消えませんでした。

  • とうとう西魔女最終巻。二転三転四転五転!
    ルーンは悪夢にとらわれて、そこから抜け出せなくなっていたんだなあ。信じることがまず最初、というのを受け入れられずに育ってきてしまった。やられるまえにやれ、といいう鉄則だってべつに普遍の真理じゃないのにね。
    その暗さをレアンドラも持っていたことに驚いたなあ。自分を好きでいることがここでも重要になるなんて胸がいたい。
    また、ころころと立場や人の思惑が変わるなか、世界の仕組みがわかってきた。フィーリはつまりHALみたいなもので、実働部隊がバードなのか。フィーリは超平和主義者だから、武力に繋がる恐れのあるものを一切禁止している。発展は最終的には全て無に帰す、というのが彼にとっての真実だから。
    しかし、人はフィーリを作ることで神を作ってしまったのではないかしら。許されない感じがする。
    なんとかもがき続けるグラールが上手く安定できるとよいね。

  • 一か月以上かけてチマチマ、ずっと読んできたシリーズものだったので終わってちょっとうつろです。

    このシリーズ全般にかけてはちょっと悔いが残ります。
    特に最終巻は、世界の姿を明らかに、話をまとめるために書かれたものか、なんだかちょっと足りないような。
    それが前提だったとするなら、フィリエルとルーンだけに的を絞ったことはその中で出来る苦肉の策だったのでしょうが、最後にこうなってしまうのなら最初から、アデイルやユーシスやおかみさんや他の人々にあれほどまで存在感を持たせるべきではなかったのかも。
    世界の真実とそこに息づいているはずの世界自体が、生き生きとは融け合っていないようにも感じました。ギャップが活かされないというか。面白いなと思うのに。

    そう考えると闇の左手で<終>として、ほかを外伝としたわけがわかるような気がします。
    なんだかお話はまだ途中であるように思われて仕方ありません。大団円がみたかったー!

    とか言って、ただルーンとフィリエルのいちゃいちゃがもっと見たかっただけかもしれません(笑)

    いつか再読したい物語です。

  • 最終巻!ここまできて面白くないわけがないです。

    ケインとバードのオリジンネタがツボでした。ケイン女房泣かせの濡れ衣、不憫すぎて吹きました(^^)

    フィリエルも最後の最後まで大変だったけど、ルーンも相当辛い道中だったと思います。


    本当に彼は幸せになってほしい。。


    あと最後に掲載されている作曲家の菅野よう子さんの文章が何ともストレートで味わい深く?素敵なメッセージだと感嘆しました。

    分野は違えど表現者特有というのか菅野さん独特というのが、とても魅了されました。(世界が違うから?かな)

  • 「西の善き魔女」を手に取るきっかけとなったのは、実にこの最終巻の管野よう子女史の後書きが大変沁みる、という話を聞いたからでした。
    何かをアウトプットする事の大変さと、できることの偉大さ。
    とても沁みます。


    西の善き魔女・最終巻なのですが、どうにもこれまでと装いが違う。
    元々外伝じゃないか、
    なんかSF風味が強い、
    あのキャラどうなるんだ、
    この設定どうなるんだ、色々ありますが。
    色々あった果てにようやく道が交わったフィリエルとルーンを、
    最終巻でわざわざ別の道を行かせるという装置設定はちょっとなぁ、
    と言うのが一番です。

    でも、他に終わらせ方が無かったんだろうなぁ・・・と、
    改めて後書きを読みながら思う次第であったりします。

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