- Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122051188
感想・レビュー・書評
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今ひとつ突き抜け切れていない印象。ハリウッド映画ばりの派手なストーリーや裏で蠢く陰謀などのベタな展開は自分好みのはずなんですが、色んなところが中途半端な気がしてなりません。特に気になるのは“ジウ”が描き切れていないこと。魅力的な人物造詣だとは思うんですが、もっと深く掘り下げるのも有りだったんじゃないでしょうか。主役の基子だけが浮き上がってしまって、物語全体の奥行きが足りない感じ。話しの流れや場面場面の状況を描写するディテールはリアルで面白いだけに、ちょっと残念ですが、今後の楽しみな作家さんです。ひょっとしたら稀代のエンターティナーになるかも知れません。
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2010/01/28
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2018.08.27.読了
ジウⅠ〜Ⅲ。読み応えはありました。
でも、この手の警察小説で気になるのは、いつも最後が荒くまとめてあることです。つまりⅢがいちばん面白くない。
ああ、あの時のキャリア署長がコイツだったか。みたいにⅠ〜Ⅲを通して話はうまく繋がっているんです。しかしながらⅢは全体的にほぼSF。残念です。
こんなこと有り得ないよ!ってことの連続で、どうまとめるつもりよーっておもっていたら、案の定、全破壊で終わり。
ただジウがカズレーザーだったことにウケました。
それと、ほんっとにくだらないのが門倉美咲。
ウザい女です。今まで門倉ーって呼んでた東が極限状態で美咲っ!って呼んじゃうとか。。。まぢで要らない。茶番。
誉田哲也氏の作品、ストロベリーナイトを読んだ記憶はあるんですが内容は全く覚えておらず、ただつまらなかったことだけきちんと覚えていて。
だから、今までジウにも手を出さなかったのですが。
でもストロベリーナイトよりは、ずっと面白かったはずです。何しろ読み応えがあるので長編好きの方にはオススメ。誉田作品、今後読むか?と言われれば、うーん。って感じですかね。 -
なにしろ新世界秩序がおそまつすぎる。ジウの犯行動機はよかったんだからⅡとⅢはぶいて(ミヤジ抜き)でよかったのでは❔コマ劇場が懐かしい。
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2014.11.9読了
登場人物が多いし、たくさん人が死ぬし、疲れたな。美咲のフワフワ浮かれた感が好きになれなかったのも疲れる原因か。展開が早くてわからなくなりそうだし、ここまで来たら最後まで読むしかないじゃん!と読まさせられた感が。 -
前巻までに散りばめた伏線をどう纏め上げるのか期待して読みましたが、「新世界秩序」の全貌は肩すかし気味ですし、終わり方もあっけなく尻窄みした印象でした。終始緊張感のある展開で面白かっただけに残念です。
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うーん、1巻を読んだときは面白いと思ったのですが、3巻に入って話があり得ない方向に…。あり得るのかもしれませんが、自分が想像していたストーリーとは違いすぎて、あまり楽しめませんでした。感情移入もあまりできませんでした。ただ、格闘についての具体的な記述は、イメージがしやすくて、さすがだなぁ…と思いました。
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ドラマを先に少しだけ見ていたので、キャストをイメージしながら読んだ。面白くて1~3を一気読みした。
ただ結末は不満。
なんでわけわからない思想に自衛隊員や人質までが染まってしまったのか全く理解できない説明。
ジウもなんなの結局と思っただけ。
尻切れトンボの印象。 -
『新世界』『秩序』といったって、
単に暴力の支配する混沌じゃないか。
どうやってこの事態に決着をつけるのかが気になって仕方がなかった。
いや、もう結末さえわかればいいや、みたいな。
基子の強さばかり目立っていた前半ですが、
後半は美咲の強さが発揮されました。
強い女性が出てくる作品は、好きです。