考えるマナー (中公文庫 ち 8-3)

  • 中央公論新社
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122063532

感想・レビュー・書評

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  • マナーって相手への思いやりだけど、押しつけるものでもない塩梅。だから人によって様々。いろんなジャンルの人が考えるマナーを集めたちょっとサブカル的なエッセイ。 中でも鷲田清一さんの文章は入ってきました

  • それぞれの作家が思う様々なマナーについて、巧みな表現力と有り余るユーモアで綴られている。電車で読むには面白すぎる。家でひとり笑いをこらえることなく堪能したい、そんな一冊。

  • 高校の小論文の授業を思い出した。

    見開きで「○○のマナー」について書かれている。

    三浦しをんが読みたくて読みました。
    しかし、別の二人の語り口が気になって仕方なかった。(悪い意味で)

  • 好きな人たちがこうも名を連ねていては、読まずにはいられない。
    鷲田清一、町田康の文章が特に面白い。
    発音のマナーが秀逸!
    お風呂が必要とか紅茶と甘いもので仕事ができるとか、自分を取り扱うためにマナーが必要になってきたというのに共感。

  • 劇団ひとりさんの文章、上手だなぁ。

  • とても日本人的。

  • それぞれの事象に対して考える個々のマナーとは,結局各人の哲学に依存する.複数名で書いている本書は,その哲学のあからさまな比較になる分だけ,書き手はその人間性を問われる.

  • +++
    五本指ソックスのはき方からオヤジギャグを放つ方法まで、大人を悩ますマナーの難題に作家や芸人十二人がくりだす名(迷)回答集。座を温めたい、のどかに生きたい、美を匂わせたい…この一冊が、日々の小さなピンチを救う。笑いながら粋な暮らしのヒントが見つかる、新しいマナー考。
    +++

    いやはやいろんなマナーがあるものだ、とまず苦笑してしまうほど、本書にはマナーが溢れている。すべて真面目に意識的に守ろうと行動したとしたら、数時間でぐったりしそうである。だが、本書を読むのは愉しく、おやおや、とか、ほほぅ、とか、なるほどね、とか、そうだったのか、とか、さまざまな感想を抱きながら読むことができる。実際には役に立ったり立たなかったり、いろいろあるが、筆者の方々の日ごろの胸の裡が、ほんの少しだけ垣間見られるようなのも嬉しいことである。ひとつのマナーについて、見開き2ページで納まっているのも、読みやすい。愉しい一冊だった。

  • 劇団ひとりさんの文才を知った。

  • 三浦しをんさんの「年齢のマナー」が面白かった。その中の読書感想文の件も面白い。穂村さんのビクビク感、町田さんのロック、ひとりさんの芸人さんらしいネタなど、それぞれ面白かった。

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著者プロフィール

赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい)
1937年横浜生まれ。画家。作家。路上観察学会会員。武蔵野美術学校中退。前衛芸術家、千円札事件被告、イラストレーターなどを経て、1981年『父が消えた』(尾辻(★正字)克彦の筆名で発表)で第84回芥川賞を受賞。著書に『自分の謎(★正字)』『四角形の歴史』『新解さんの謎(★謎)』『超芸術トマソン』『ゼロ発信』『老人力』『赤瀬川原平の日本美術観察隊』『名画読本〈日本画編〉どう味わうか』。また、山下裕二氏との共著に『日本美術応援団』『日本美術観光団』『京都、オトナの修学旅行』などがある。2014年逝去。

「2022年 『ふしぎなお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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