花咲舞が黙ってない (中公文庫 い 125-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122064492

感想・レビュー・書評

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  • 眼鏡壊れました(現在は新しいのしてます)
    あの真ん中にある鼻に当たるところの部品?あれの右側が割れてしまって直接金具が鼻に当たってる状態です
    地味に痛かったです
    調べたら鼻パッドっていう名前らしいです

    つまりは『鼻パッド右が壊れてない』なんちて

    さて『花咲舞が黙ってない』です

    う〜んちょっと微妙
    なんか主人公の花咲舞が前作ほど生き生きしてなかったような気がしちゃったんですよね

    13年ぶりの続編に半沢直樹登場とちょっと商業主義的な感じもしちゃったりして…まあ半沢直樹シリーズが好きな人にはうれしいサプライズなんでしょうね 

    結論!
    わしもいよいよ半沢直樹シリーズに手を出すか!
    いや先に下町ロケットか?
    (結論出てない)

  • 花咲舞シリーズの続編。
    タイトルだけ見たら、ドラマのノベライズだと思っていたので、発売時はスルーしていたが、れっきとした「不祥事」の続編とのことなので、発売から随分経ってから読むことに。
    前作から13年経っての新作だが、小説の中の時代設定は銀行等の統廃合が頻繁に行われていた1997年頃と思われる。「不祥事」を初めて読んだ時の新鮮さや衝撃度はかなり低く、ドラマのイメージを強く継承しているのか、面白さが激減してしまったのが、とても残念。
    今後、このシリーズの続編は出る予定はないとのこと。無理にドラマに合わせて、続編を書くようならば、小説「花咲舞」の良さを守るためにも、個人的にはこのまま終わりでいいと思う。

  • 読売新聞連載の書籍化。
    ドラマ化キャラが両方登場するエンターテイメント作品。タイトルはもちろん、人物描写やノリがドラマ寄りで、まるでノベライズ本のよう。ドラマそのままなので、ドラマから入った人には、受け入れやすいかも。

  • 東京第一銀行の臨店指導グループを舞台に不正に斬り込んでいく小説。合併が進められる産業中央銀行の半沢直樹も登場し、池井戸潤の世界が繋がります。前作「不祥事」も読んでみたい。

  • 半沢さんが登場するとは知りませんでした。図書館にあったのと、ドラマになっていた記憶があったので読んでみたのですが、黙っていないのは、ラストだけで、そこまでは納得できない事もぐっと耐えるあたり、銀行員らしいな、と感じました。猪突猛進な所もあって痛快でもあり、少ししんみりと心が温かくなる話もあり。楽しめました。

  •  新聞の連載の時にリアルタイムで(?)読んでいたけど、途中から読めなくなってしまったので、文庫化されて嬉しい。
     途中どうなっちゃうんだろうと、ドキドキして読み進めたけれど、落ちるところに落ちたって感じ?まさかの方が2回も出てきて、そして2回目においてはあの有名な顔が自然と思い浮かんだ。してやったり。
     「神保町奇譚」が異彩でほんわかする話だった。いったん一呼吸おけたような感じ。
     相馬さんとのコンビが何気に良かったので、このままになってしまうのか、それとも……??花咲舞の話は前にも出ていたのがあったみたいなので、今度読んでみよう。

  • ドラマは見てないけど、前から気になってて、「不祥事」からだいぶ経ってしまったけどやっと読めた。

    こういうの読んじゃうと、銀行で働きたい人がいなくなるんじゃないかと。
    だってみんな嫌な奴に思えちゃう。

    大企業がそれこそ何らかの不祥事があったら、銀行は大変なんですね。

    神保町の話だけ、ホッと出来た。

  • バブル崩壊から十年。日本経済は出口のない長いトンネルにすっぽり入り、銀行もなりふり構っていられない時代に突入。都合の悪いことは徹底的に隠し通す。諸般の事情という美名の下、真実はうやむやにされる。都合よく使われて、都合が悪くなったら余計なことはするなと言われる。組織の中の小さな小さな歯車であることを自覚しながらもプライドをもって義を貫く。凜とした清々しさに激しく心揺さぶられた。

  • 勧善懲悪のストーリーは、スカッとするのだが、正直「不祥事」の方が面白かった。半沢や中野渡(名前だけだが)が登場するのは、半沢シリーズを読了した者には心躍る。しかし、連続して読むと飽きる。忘れた頃に触れるのが無難だろう。
    「何が間違っていたのか、何が足りなかったのかー。失敗したときに原因を追究するからこそ、次につながる。いまは変えられなくても、未来は変えられるじゃないですか」

  • 池井戸潤の2冊目。

    連ドラ原作の続編。

    他の方のレビューにもあるように、筆者自らが「連ドラに寄せた」という作風。まさしく映像を思い出させる雰囲気で登場人物が躍動。

    作品世界は連ドラそのまま。そのままの雰囲気で、事件解決していくストーリーは、連作短編であるがストーリーの起伏もあり山場もあり、十分楽しめた。

    「神保町奇譚」が、好き。

    ※心理描写も含めて視点がころころ変わりすぎる部分がある作り方は、そんなに好きではないのだけど。

    ※映像化作品に筆者の方から「寄せ」ていくというスタンスは、もともとは嫌い。“大嫌い”寄りに。
    しかし・・・巻末解説文によると、、、

    新聞連載の読者が気軽に読めて作品世界に入り込みやすいエンタメを、と、あえて連ドラ原作の続編をあえて連ドラ寄りの描き方で書こうと思い立った、という話には悔しいが納得させられた。

    ★3つ、7ポイント。
    2017.11.18.新。同僚から贈。


    ※連ドラ原作本は「不祥事」。
    なのに、ドラマタイトルは「花咲舞が黙ってない」。

    ・・・・小洒落たタイトルをつけたなぁとは思っていたが、なんとそれは、「不祥事」出版時の単行本帯に記されたコピー「花咲舞が黙っていない・・・」から取ったとのこと。

    そのコピーに目を付けたドラマスタッフもいい仕事したし(13年前の作品だそう)、そもそものそのコピーを考えた人もね、と。10年以上経って、自分が添えたコピーが連ドラタイトルになっていたら、鼻が高かろうな。

  • 合併を前に様々な問題が起きる、東京第一銀行。その中で信念を貫く舞が頼もしくもあり不憫でもある。
    舞の熱さが上役には邪魔になることが多く、展開は非常に分かりやすい。
    最後に舞の思いを汲んでくれる玲子と半沢。池井戸作品らしくスカッとした終結であった。

  • 最終話「小さき者の戦い」のストーリーテンションがマックスのときにだけ、ヒロインの呼称が「舞」から「花咲」になっており、ラストはまた「舞」に戻っていたから、臨店指導に相馬課長が戻ってくるのをうかがわせる。

    半沢直樹のくだりは読者サービスという意味しか見いだせなかった。

  • 2018.8.12.池井戸さんらしく面白かったが、途中、半沢直樹が登場するなど少々、しらける場面があった。テレビに毒されて欲しくないなあと思った。

  • 少し遊び後ごろがあるところが良いね。

  • ドラマのような軽いタッチかと思いきや、大銀行の政治を含めたドロドロした内幕を暴く一冊だった。

    • トミーさん
      まだここまで
      池井戸潤係脚光を浴びてない時に読みました。
      ふーん、漫画みたいで
      勧善懲悪でスカッとかな。
      まだここまで
      池井戸潤係脚光を浴びてない時に読みました。
      ふーん、漫画みたいで
      勧善懲悪でスカッとかな。
      2020/02/10
  • 銀行の臨店指導グループに所属する花咲舞が、様々な現場に出向いて、問題に気付き、銀行を正していく短編集です。ショムニのような痛快な展開で、池井戸さんの本の中では、好みではありませんでした。小さそうな話から最後は巨悪にたどり着き、正されるのは、面白いですね。

  • Amazonオーディブルで聴いた。
    面白かった。
    半沢直樹がチラッと出てきた。

    杏主演のドラマは見てない。主演を替えてまたドラマ化するそう。
    主演を替えてってのが何だかなぁと思うけど、どうせ見ないから関係ないか。

    花咲舞や半沢直樹を読むと、銀行の支店長って結構偉いんだなぁと思う。
    世間の常識に欠けるわたくし、その辺の「偉さ」がいまいちわからない(^_^;)

  • 後書きを読むと、実はドラマの後追いなんだとか
    「不祥事」が原作で次がドラマで、その次がこれ

    何事にも物おじしない花咲舞はかっこいいけど、憧れるけど、
    と、逆説がついてしまう。自分の人生を動かすほどの力と勇気がないなと、未熟な自分も再認識。

    同期とか友達でもちょっとひやっとしてしまう、わたしは小さいかな。

  • ドラマ「半沢直樹」の話が入ってくるので、途中から花咲舞なのか、半沢直樹なのかわからなくなってくる。テンポがいいので、どんどん読み進められる。銀行の裏側にはドロドロしたことがたくさんあるんだと思った。

  • ★★★
    今月8冊目
    なんと半沢直樹も登場。今回のは短編というより一つの物語。
    池井戸読むとまじでこんな保身とかキャリア人間いるのかよと思う

著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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