象・滝への新しい小径 THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈6〉

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (517ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784124029369

作品紹介・あらすじ

最晩年の短篇集と遺作となった詩集。迫りくる死を見据えながら創作に心血を注いだカーヴァーの生命の終わりの輝きの結晶。

感想・レビュー・書評

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  • 2012/10/24 読了

  • カーヴァーの小説世界は不思議と読み疲れする。
    水を飲んでいるのに喉が渇いて切ない感じ。
    今回も彼の作品を楽しんだけれど、
    残りの作品集はちょっと時間を置いて読もうと思う。

  • 「ちょうざめ」332ページ。「日曜日の夜」345ページ。「用心」354ページ。「夏の霧」403ページ。「レモネード」424ページ。

  •  春樹訳のカーヴァーの全集の6巻。
    彼の最期の小説集と、詩集を一緒にしたやつ。
     カーヴァーの作品って、何気ない言葉で何気ない日常を描きながら、ふいにぐっと心に迫ってくる。
    読み終わって、何日も、いや何年もあって、ふいに思い出して「ああ」って思う。
    そういう意味でも、この最期の言葉はもっと時間がたってこそ、
    私の中に降るような気がする。
     マリンスノーが深海に積もるように。
     詩の「プロポーズ」がよかった。
    人は、一人では生きていけないし、人生の最期にこういう関係を保って逝けたっていうのは、
    幸運なことなのだろうな。うん。

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