MAKERS 21世紀の産業革命が始まる

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制作 : 関美和 
  • NHK出版 (2012年10月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140815762

MAKERS 21世紀の産業革命が始まるの感想・レビュー・書評

  • DIYで週末プチ起業したい気にさせる本。うっかり機械を買いそうで怖い。

  • 専門用語が理解しにくくて読みずらい
    未来では誰でももの作り出来る話

  • 【分類】509.2/A46
    技術のコーナーに並んでいます。

  • FabLab Sagaを開設するきっかけとなった本です。

  • 大量生産の時代から個々人の多様性に合わせたオーダーメードの時代へ。この流れはなんとなく共通認識となっているが、どのように製造業が変化していっているのかわかっていなかった。この本を読むことで、新しい製造業の形がみえてきた。この本で紹介されているスタートアップには既に頓挫しているものもあるが黎明期特有の熱気みたいまものを感じることができ、わくわくした。3Dプリンターとレーザーカッターが安価に手に入るようになった今、モノづくりのハードルはぐっと下がっている。オープンイノベーションにより世界の知を取り込むことができればとてつもない発明ができそう。キックスターターが流行っている理由もこの本を読めば納得。

  • 自宅で3Dプリンタを使って自ら作った、または誰かからプレゼントされたCADファイルをプリントアウトする。
    こんなぼんやりとしたモノクロのようなイメージに、はっきりとした輪郭と色彩を与えてくれる作品。
    10年後また読みたい。

  • ものづくりのデジタル化の動きを追った本。

    その特徴は以下の3つで表せられると思う。
    ①多様性はフリーになる(ひとつひとつ違うものを作っても、全部同じものを作るのとコストは変わらない)
    ②複雑さはフリーになる(精巧で手間のかかるものを作っても、シンプルなものと同じコストで作ることが出来る)
    ③柔軟性はフリーになる(生産が始まったあとで商品に変更を加える場合も、指示コードを変えるだけでよい)

    ものづくりにおけるctrl+zの導入はまだか

  • ニッチな製造企業
    オープンソースの製造業
    DIYムーブメント

  • 産業界で起こっている大きなムーブメントを俯瞰しつつ、将来の展望を示しており、現在の立ち位置が客観的に描かれている。たとえば、『メイカームーブメントは安い労働力よりも、イノベーションを促す文化に有利に働く』という表現などは、言い得て妙と思わされる。
    3Dプリンタなどの登場により、ビットをアトムに変えるプロセスが個人レベルで可能になってきた。そうなることで、新しい時代は大ヒット作がなくなる時代ではなく、大ヒット作による独占が終わる時代となる。
    そういうムーブメントの詳細な描写もさることながら、この本の最大の魅力は、何かを作りたくてうずうずさせられることだと思う。

  • マスコミはソフトウェアと情報産業ばかりに注目するが、そこから生まれる雇用は人口の本の数パーセントに過ぎない。僕たちが「オンラインの世界に生きている」という人もいるが、日常の出費や生活となると、それは誤りだ。僕らはモノに囲まれたリアルワールドに生きていて、食べ物や服、車や家が欠かせない。人間の脳だけが身体から切り離されてタンクの中で生きるようなSF敵未来が訪れない限り、それは続く。ビットの世界は刺激的だが、経済のほとんどはアトムでできている。
    リアルなもの作りのプロセスがデジタルな創作のプロセスに似てきたのだ。有能な少数の人々がインターネット接続とアイデアだけで世界を変えるというイメージは、製造業にも当てはまるようになってきた。
    今や個人で、普通の人がマウスのクリック一つで工場を動かせるのだ。アマチュアと企業家の違いは、ソフトウェアのオプション一つにまで縮まった。一個作るか1000個創るかは、どちらのオプションをクリックするかと、いくら支払えるかだけの問題なのだ。
    手作業から機械への移行は、余暇を生み出した。より少ない人数で、衣食住にかかわる生活必需品を生産できるようになったため、より多くの人々が必需品以外のことに時間をさけるようになり、それが文化を形成していった。アイデア、発明、学習、政治、芸術、そして創造性。こうして近代が幕を開けた。
    コンピュータが、本当の意味で僕らの部下を変え始めたのは、それがネットワークにつながったとき、最終的にはすべてのネットワークのネットワークであるインターネットにつがなった時だった。
    自動車業界には、これまでもニッチな自動車会社や小規模なサプライヤーが存在した。しかしその立場はどんどん脆弱になっている。イギリスのニッチな自動車会社が次第に衰退し、ほぼすべてが多国籍企業に回収されたことを見ても、それは明らかだ。歴史的にも、自動車産業はイノベーションの育ちにくい環境であることは間違いない。
    ブログは本とは違うけれど、結局、娯楽と情報の一手段であることには変わりない。この10年間に起きた最大の変化は、人々がプロのコンテンツの代わりにアマチュアのコンテンツを楽しむようになったことだ。フェイスブック、タンブラー、ピンタレスと、そのほかの似たようなありとあらゆるサービスの台頭は、20世紀の商業的コンテンツ企業から、21世紀のアマチュアコンテンツ企業へと人々の関心が大きく移った証拠に他ならない。今、物質的なモノにも、同じことが起きている。
    ニッチ商品はたいてい企業のニーズではなく、人々のニーズから生まれる。
    アダムスミスが「国富論」で唱えた、効率的な市場を支える専門家の行き着く姿。それは、人は自分が最も得意なことだけを行い、それをほかの人が作る品物と交換すべきだ、と彼は言った。
    今注目を浴びている「幸福の経済学」によると、人間はある水準まで満ち足りると、高給でもやりがいのない仕事より、給料は劣っても(といっても生活が保障されれば)やりがいのある仕事を、むしろ積極的に選ぶという。シカゴ学派のエリック・ハーストの研究では、企業家の半数は、金もうけのためでなく幸福を追求するために起業するという。
    今後2,3念の間に、ウォルマートやコストコで100万台単位で販売されるような3Dプリンタが主流になるだろう。そのときにはHPやエプソンの恐るべき規模の経済が発揮されるに違いない。3Dプリンタは99ドルになり、一家に一台の時代がやってくるだろう。
    第一次産業革命以来、製造業が低賃金の諸国へ流れることは、国際貿易の宿命とされてきた。しかし、新しいオートメーションのおかげで安い人件費のメリットは縮小し、そのほかの要素ー最終消費者との距離や輸送のコスト、柔軟性、品質、信頼性ーが重要になってくる。
    僕は何も、中国やそのほかの低... 続きを読む

  • ドローンで有名な3D Robotics社のCEOであるクリス・アンダーソンによる、製造業のこれからを綴った本。

    今後は大企業による大量生産ではなく、個人や小企業による多品種少量生産の時代がやってくると予言しています。

    時代は正にクリス・アンダーソンの言う通りになりつつあります。

    その分企業でエンジニアをしている人にとっては選択が迫られている時期なのかもしれません。

  • オープンハードイノベーションが面白かった!

  • ちきりん著『マーケット感覚を身につけよう』参考文献

  • 急にメディアが3Dプリンター推しになったと、NHKニュースを見ながら思っていたが、この本はNHK出版だった。
    ともあれ時代を映したテーマ。アンダーソンはロングテールやフリーミアムを言い当てた人だ。「一家に一台3Dプリンター」は決して夢物語ではない。
    彼が言うメイカー・ムーブメントは、・個人が製造する・個人向けに製造する・ベンチャーが製造する・ベンチャーに出資する個人・オープンソースをソーシャルに共有しながら製造する、など多岐にわたる。どれも有機的につながっており、新しい時代を示唆する。
    折しも、先日日本でFabLabを立ち上げた若き才人、田中浩也氏の講演を聞いたところだったので面白さ倍増。彼は「ジョブズがパソコンを作り始めたときと似ている。私はジョブズになる。」と豪語した。気持ちいいし期待する。
    良著。こういう本はタイムリーに読まないといけない。

  • 「ロングテール」や「フリー」といった著書でデジタルやネットの技術が社会や経済にもたらす価値を鋭く描き出してきた著者が、一見それらの世界とは真逆とも思える「ものづくり」に着目し、自身の実体験もふまえ、新たな産業革命に繋がる可能性を秘めた「モノのロングテール」を提唱する意欲作。

    デジタル化されたCADなどによる設計情報を個人が企業に送信し、それをもとに高度にオートメーション化された工場が低コストで少量生産したり、個人が3Dプリンタなどで「DIY生産」することができるようになった。このことは、企業と工場が一定の規模を前提に独占してきた開発や生産を、個人が規模の制約を受けることなく「デスクトップで」行えることを意味する。著者はこれを「生産手段の民主化」と呼ぶ。さらに、作り手が設計情報をネットを通じてオープン化することでコミュニティが生まれ、オープンソースのムーブメントがものづくりの世界でも起こっているという。

    著者はこれらの動きにより、あらゆるニッチに対応した製品がグローバルにデザインされ作られるという意味で「モノのロングテール」の時代の到来を予言する。ほしいものが何でも作れる、そんなSFのような世界が現実になりつつあることを実感できるエキサイティングな一冊。

  •  3Dプリンタなどのハイテクノロジーとネットが製造業の根本を変える。

     クリス・アンダーソンのこの本は「ロングテール」と「FREE」という前二作を踏襲している。「ロングテール」で語られたニッチへの参入チャンス。「FREE」で語られたアトムからビットへの可能性。3Dプリンタによる革命は製造業とこの二つを結びつける。まるで三部作のようなスカッとする収まり方だ。

     起業を考える人はその業種に限らず必ず読んだ方がいい三冊。

  • 全体を通してロングテールやコミュニティ、オープンソースといった言いたいことを何度も繰り返してるのでさくっと読めます。
    フリーもそんな感じだったと思うので、スタイルなのかもしれない。

  • マッチョな本、読み終わった。
    "今"読めて良かったなというのが最初の感想。2012年に出版された本だけど、多分当時じゃ先進的すぎて何もわからなかったと思う。(それはそれでワクワクしたのかもしれないけれど)今だからこそ、ここに書いてあることの凄さがわかるし、これからの可能性をリアルに感じることができたのかな。

    先日発表されたトヨタの特許公開の裏側に透ける思惑から、3Dプリンタによる臓器製造まで最近のホットトピックが線でつながった気がする。

    でも、最後の方で少し触れられてたけど、知的財産権の問題は根深いんじゃないかなと。意図的なオープンソースと不可抗力的に開示される不法なオープンソースではその先に同じイノベーションが待っていたとしても全く意味合いが違うと個人的には思った。

    ただ、今までぼんやり感じていたウェブの違和感とかつまらなさ(「アトム」と「ビット」の間の大きな壁)が大きく変わる予感にワクワクし、ウェブを中心としたテクノロジーが経済を巻き込んで世の中を大きく動かし、そして手に触れられるものまで変えていくんだなと期待せずにはいられない。

    ずっと考えているアレとアレの組み合わせを、いよいよ作る時期が来たのかな(笑)

  • ★製造手段を個人が持てる時代が来た。デスクトップな3Dプリンタで自分で作ってもいいし、ファイルを送って製造委託することもできる。資金はクラウドファンディングで集められる。アイデアがあれば、webサービスだけでなく、製造業でも起業できるのだ。

  • コンセプトは面白いが、もっと簡潔でいいかな

  • 「MAKERS」クリス・アンダーソン、二年前に買った積ん読の本をようやく読了。
    今話題になっている3Dプリンターをはじめ3Dスキャナー、レーザーカッターなどの製造機械によって少数ロットの生産が可能になり、その一方で電子基板(回路)の製造も少数ロットで製造が可能になっている。部品を組み立てるロボットもかなり進化しており、多様な製品が製造ができるようになっている。このため機械に製造させれば、特に少量生産であれば、必ずしも中国などの人件費の安いところで作る必要がなくなっている。その上にネットワークを通じて調達先や販売先が非常に広がっているために、大量生産でなくても、むしろ中小規模の生産が産業として成り立つと言っている。言ってみれば国際的にはアイデアに富んだ中小企業群ができるのかも知れない。
    「WIRED」US版の編集長の本なのでネット社会の最先端で何が起こっているかがよくわかる。とはいえ、グローバルと言いながら身近なローカルなことが直接自分に影響することを考えると、21世紀の産業革命とは言うもののいったいどれほどの変化が起きるのかはちょっとわからないような気がする。
    また設計に関しては設計図、プログラムを公開することでよりいいものになっていくと言っているがこの考えは少々疑問。それでは、著作権や知的財産はいったいどうなってしまうのだろう。知的作業は無価値ではないと思うが、物と違って値段がつけにくいのでそう単純な話ではないだろう。

  • 将来の製造業の在り方。
    ITを駆使したモノづくりの革命、それは現実として起こりつつあり、非常に説得力がある。
    モノづくりの革命は、社会の流れを見ると、当然のように感じるが、本の内容は衝撃的。そこは事例を挙げ、整理し、納得させる作者の技術なのだと思う。

  • 「WIRED」の編集長、クリス・アンダーソン氏がものづくりの革命について書いたベストセラー。

    オープンソースによる、効率化・コスト削減は前作「フリー」とも繋がる。技術を持った人が必ずしもその技術を活かせていない、その隙間を埋めるウェブの未来と、そこに潜むリアルなものづくりへの渇望。
    アイデアがあれば、それを実現するのに必要なのは資金でも優秀な従業員でもなく、熱意であると思い知らされます。
    ランサーズ、キックスターターのようなサイトと、そして3Dの活用によって変わるものづくりの世界は、われわれにとってどんどん好きなものを手に入れやすくなるのでしょう。
    そしてそのとき既存のものづくり産業がどう対応できるのか。とても楽しみになり、かつ自らものを創りたくなる、そんな本です。

  • 読むのは初めてだが、内容については各所で語られているので、だいたい理解できる話。
    私自身としても、個人のものづくりが中規模なビジネスになっていって、老後をそれで過ごせればよいな、と漠然と考えていたところなので、それを具体的に書いてある本書は参考になる。とりあえず、3Dプリンタを使ってなにか作るプロジェクトは、早急に再始動したいところた。
    以下もあわせて。
    http://anoda.cocolog-nifty.com/mad/2013/09/makers-6c5d.html

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