ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140816585

感想・レビュー・書評

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  • すべての企業の成功条件は「独占」にあり、「完全な競争市場は利益の減少をもたらす」と競争社会の否定から始まる。世界で自分だけが気付いている「隠れた真実」を探し、独占できる市場で小さく始めよというのが本著の教え。
    実践までのレベルとしては高いが、GAFAM然り現在の成功企業の本質をついている内容であり、特にWeb業界に身をおいていたり、起業に興味があったりする場合には本著の内容について知っておいて損はない。それ以外の場合にも、イーロン・マスクとともにペイパルを創業したピーター・ティールの指針や価値観に触れられるという点で良書だと感じる。

  • 世間に媚びず尖った内容で、良い刺激になる。
    「賛成する人がほとんどいない大切な真実はなんだろうか。」という問いから始まり、著者らしい社会の切り取り方によって、著者の考える真実を突きつけていく。

  • 起業の名著として推薦されていたので、図書館で借りて読みました。

    グローバリゼーションは、みんなに広げること。1をnにすること。
    テクノロジーは0を1にすること。が本書の伝えたいことででは、テクノロジーはどうあるべき、どうすれば生まれるかを書いていた。

    素晴らしい技術であれば売れると言ったオタク思考にならず、営業も大事。(印象的だった)
    独占企業になることが大事!
    ティールの法則ではじめが大事!
    パレート則で分布は一様でないことが多いなど…

    学ぶことはたくさんあった。
    一度ではわからないことが多かったので、時間を置いてまた読みたい。
    テクノロジーを生むためには様々な要素が絡み合う。どれもかけ難く大事であり、自分がどこが足りていないか考えないといけない。

  • リーンスタートアップは成功しにくい。競合がいないコンセプトを作り出してそれに掛ける必要がある。
    競争ではなく独占を目指す。
    あれこれ手を出さない。
    競争をすると、広告合戦になる。
    人が手を付けないビジネス、技術的にできそうにないビジネスを手掛ける。
    ページビューが先行指標とされていたが、収益が大事。

    ドットコムバブルの崩壊から学んだこと。
    少しずつ段階的に前進、柔軟であること、ライバルのものを改良、販売ではなくプロダクトに集中する。
    これは間違いであるというのが、ティールの主張。

    小さい市場で、独占する。
    人生を宝くじにしない。大企業はコントロールできない。起業は確実にコントロールできる。小さくても世界の一部を支配する。
    正規分布の世界ではなくべき乗測の世界に住んでいる=数打てばあたる、は間違い。

    ティールの法則=創業時がぐちゃぐちゃだと後で直せない。
    報酬は適切に。CEOの年収は15万ドルを超えてはならない=経営者の給料を一番低く設定する。お金以外のインセンティブで人を引き付ける。給料ではなく自社株を配る。現金より所有権がいい、という長期的な志向の人と働く。才能も必要だが一緒に働きたいと考えている人を採用する。待遇競争はしない。
    役割を割り振る=責任を持たせるとともに争いが減る。

    スペースxはコンプレックスセールスで成功した。
    ペイパルは、イーベイの顧客という一部の顧客を得て成功した。

    社会企業家は幻想。社会のためになることをして利益になる。社会にいいこと、はありふれたアイデアになりやすい。ありふれたアイデアは、多くの営利、非営利団体がひしめく合う。誰もが手を出さないことこそ、取り組む価値がある。

    資質の正規分布から見ると、企業家は両極端にいる。
    ジョブズの仕事は、スカリーにはできなかった。

  • ペイパルマフィアの一員であるピーターティールの著書。「無」から「有」をつくり出し、その「有」にさらに磨きを加え、①エンジニアリング、②タイミング、③独占、④人材、⑤販売、⑥永続性、⑦隠れた真実 が全て網羅されている企業は成功すると、見解を示している。その一例に、テスラ・モーターズを挙げて、わかりやすく説明している。
    何もないところから何かを生み出すと考えると途方に暮れるが、隠れたニーズ・ウォンツをキャッチし、そこからアイデアを磨き、上記7つを指標にできるようにすれば、ひとまず上手くいきそうな予感。

  • paypal創業者が本質から見た企業論。

    ✖️競争。独占企業になれ。
    隠れた真実を見つけろ
    スタートアップは誰とやるかが大事。
    最初はニッチを独占さ、その後拡大が王道。

    販売は大事。
    機械は人間の補完!

  • べき乗則、隠れた真実、売り込むことの重要性
    「コンピュータは人間を補完するものであって、人間に替わるものじゃない。」とあるが、「コンピュータは人間を増幅するものであって、人間に替わるものじゃない」である。単に人間の虚実を増幅するだけだ。
    「隠れた真実は、僕らが知りたいと要求し、強引にでもそこに目を向けなければ、決して学ぶことはできない」
    「本当に社会のためになるのは、これまでと「違う」ものだ」「誰も解決しようと思わないような問題こそ、いちばん取り組む価値がある」

  • 引用そのまま、資源の限られたこの世界で、新たなテクノロジーなきグローバリゼーションは持続不可能だ。

  • 起業するなら読んでおくべき本、リーンスタートアップと共存可能であることも忘れずに。

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