薔薇は死を夢見る (ハヤカワ・ポケット・ミステリ―ダルジール警視シリーズ (1459))
- 早川書房 (1985年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150014599
感想・レビュー・書評
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ミステリー色は少なめだが、人物描写が素晴らしくて、犯人が誰なのか、どうなるのか、最後までハラハラドキドキした。
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パトリックの周りには死があふれている。どれも事故や病気によるものだが、常に彼に都合の良い時に死んでいく。
ある訴えからパトリックを調べ始めるダルジールやパスコーたち。相変わらずのダルジールの偉大な横暴っぷりはとても楽しい。限りなく黒に近いように思えるパトリックだが、ラストは不気味な終わり方。彼の妻のダフネが、この後もパスコーの妻のエリーの親友として関係が続いていくことに気付いて嬉しかった。 -
ダルジール警視シリーズ5作目。
今回はダルジールは出張に出かけているため、
メインはパスコーと部下たちが奮闘します。
インド人の新人くんも大ハッスル。
過去にあった数件の死亡事故。
すべてが一人の人物の有利に働くように起こっている。
しかし、不審と思われる報告は一切残っておらず、
あくまで事故として終わるはずだった…
前作同様、推理色は弱い。
でも、人間模様は面白い。
そして、結局、ダルジールはすごいんじゃないか?という結論になるw -
薔薇好きとして楽しんだし、ミステリーとしても面白い。
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ダルジール警視シリーズ第7作目の作品。昔はヒルの良さがわかりませんでしたが、『闇の淵』から理解できるようになったみたいです。じわじわ流れる日常が少しずつ変化して、ある時に世界がグンニャリしてしまうような感覚を味わうことができ、それが病みつきになりそうです。謎解きミステリ作家だと紹介されていたから期待はずれと感じていたんでしょうね。
当社の社員の一人の男が自動車事故や心臓発作にみせかけて連続殺人を行っているのではないかと訴えがその会社会長からあった。その理由は、彼らが亡くなっていることで、普通のありきたりな能力しか持たない、ある会計の男が出世しているからだとのことだった。バスコーは気になって、その男の周囲をかぎ回ってみたところ、他にもそれらしき死亡事件があることがわかる。その誰が見ても目立たない善良な薔薇を愛する男が、殺人を行ったのか、決定的な証拠を掴もうとするのだが…。
展開がゆったりで殺人も起きないので読者を選ぶのでしょうが、人を疑うことについて身もだえするような感覚を味わいたい人には絶好の作品。ああ、そういうオチですか、とラストに少し唸ってしまいます。☆☆☆☆です。 -
古本屋で綺麗な題名だなーとか思って購入。
95円だったし。
うーむ、よく分からないぞ。という感じ…
結局半分も読まず挫折。
文が硬すぎる。
こんな生真面目な小説は読めないんだなぁ…と気付いた。
もうちょっと大人になれば面白さにも気付けるかもしれない。 -
すげー、その終わり方でいいのか!と感心しちゃいました。
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ミステリー
薔薇の解説が至るところに登場。