特捜部Q―吊された少女― (ハヤカワ・ミステリ 1901)

  • 早川書房
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本棚登録 : 381
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150019013

感想・レビュー・書評

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  • なんて事!!
    殺されそう~になったのに
    みんな自殺しちゃって
    よく、頑張りました

  • コペンハーゲン警察が舞台のミステリー6作目。十数年前の少女の事故死の再調査を頼まれた特捜部Q。丁寧な捜査で、じわりじわりと犯人に近づく様に引き込まれ、長編ではあるが一気に読みたくなる。グロテスクな殺人シーンもあるが、カールとアサドの友情にホッとさせられる。

  • 最新作アサドの祈りを読む前にシリーズの最初から読み返しているところ、ようやく6まで到達、ここまでは3回読んだことになるのだが、細かいところは忘れているので多数ひかれた伏線を確認するためにはやはり必要なことだろう。

  • シリーズ6作目。反目し合うこともありつつ基本的には良識のある上司だったヤコプスンから退職することを告げられただけでなく、後任がカールの天敵のようなビャアンで、前作でミイラと一緒に数日間監禁されるという猛烈な目に遭い、モーナとも別れ弱り目に祟り目のカール。10作で完結予定のシリーズ起承転結の転から結にかかる一作にあたるせいか、表題の事件だけでなく、シリーズを通して影を落としている2つの案件(カール自身が当事者として関わった釘打ち機の殺人と、おじの水死事故)もじわじわ展開しています。アサドの過去についての謎、ローセの心の傷、カール自身がPTSDを受けることになりいまだ正面から向き合う事も出来ないつらい体験とその背景が、3人で表題の事件を捜査している過程で情報提供してもらう流れで受けた催眠療法によって揺さぶられ、かろうじて保っていた平衡感覚が失われてしまったみたいで、みんな大変そうでした。カールとアサドはまたも瀕死の状態に陥り、後半からはほとんど電話越しだったり別の部屋からの登場しかなかったローセがしばらくQから離れるようなことが終盤に示唆されたり。いったいどうなってしまうのか、心が落ち着かない感じです。表題の事件そのものも、マインドコントロールや新興宗教、大人による少年少女の搾取、などが絡んでいて、かなりザワザワする作品でした。夢中で読みましたが、読後感はぐったり。

  • ぐるぐる回る女の妬みと嫉妬~恐ろしい

  • 真犯人は?
    二転三転、安定な面白さ。
    一体全体アサドは何者?
    ローセは?

  • 人探しが長く途中読むのが辛かった。
    最後は驚愕の展開で面白かった。

  • 面白かったぁ〜。会話の中に挟まれるカールの心の声にクスクス。カール、アサド、ローセのキャラクターと、彼らのやりとりが読めて幸せ。アサド、ローセの過去は謎なんだけど3人とも、お互いに過去は掘り下げず、仕事上の付き合い。でも絶妙なチーム・ワーク。まさかのゴードンまでもがやってくれるとは!これからも楽しみだぁ!

  • 2015年発表
    原題:Den grænseløse

  • 特捜部Qのこのシリーズは、第6作を迎える。
    不思議なことに、回を重ねるごとに読後の余韻が深くなる。中毒症状かもしれない・・・。
    犯罪者は捕まるまで同様の犯罪を繰り返すという作者のメッセージで成り立つ特捜部Qが扱う事件の内容も面白いが、助手アサドの来歴がどう明かされていくのかが楽しみで仕方がない。過去に拘束・拷問を受けたことがあることを匂わせるような語り、ローセの心の闇を蒸し返すような多重人格の登場に、次回作が待ち遠しくて仕方がない。

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