- Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150019013
感想・レビュー・書評
-
大部だけれど飽きることなく満足。ただちょっと手慣れた感が出てきたかな。
この本は2014年が舞台。シリア出身のアサドのこれからが気になります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ6作目。まずは開始から7年が経過している設定にびっくり。話は面白かったけれど、時々出てくるステープル事件、小出し過ぎて思い出すのに苦労する。真相はいつ?自作に期待。
-
魅了する少女アルバーテ
太陽のカリスマ、アドゥことフランク
釘打ち事件は進展する
ハーディは少し回復し車いすで飛び出すくらいに。
カール、アサド、ローセ。
セラピストの催眠術カウンセリングでそれぞれの心に秘めていた傷が揺り起こされる。
カールは飛行機、アサドはサイードという名前で活動していたときのこと、ローセは父親と家族のこと。
事件そのもののラストがすっきりしない。これは解決したのか? 始めから誘導されているようでその誘導も間違っている。
アサドは大けがしているし、ローセは自傷してしまうし、カールはいとこから恐喝されていて上司のラース・ビャアンからも睨まれてしまうし。
それにしても、核心にせまり重要人物、今回はピルヨだが、と対決するときに必ずアクションの大立ち回りがある。それってどうにかならないか。もう少し注意深くいけないのだろうか。
今回カールは、アサドやローセ、ゴードンなどのチームへの想いが芽生えたシーンが多く見られた。ほだされたカールがかわいらしい。
それにしても名前になじみがないせいか、とにかく人名、地名が頭に入ってこない。「これ、誰だっけ?」「うん? この地理関係はどうなっているんだったか?」 -
シリーズ6作目。主人公たちの関係性や、会話それ自体が面白く魅力になるのは、シリーズものの醍醐味だと思う。今作も、過去の事件とある時点でリンクするんだけども、ハラハラ、ドキドキする物語のスピード感はなかった。
***
とにかくやりきれない結末。本当に人を信頼するとは、そして大切なひとを守るとはどういうことなんだろうとぼんやり考えたけれど、もちろんすぐに答えは出ない。こんな極端な事件にはならなくても、ほんの少しのボタンの掛け違えで取り返しのつかないことが起こってしまうのだ、ということを思い出した。 -
シリーズ第6弾。
今作は物足りない。
物足りないけど読ませる力はあるし退屈はしない。次作に期待。 -
第六弾。評価はやや甘め。
特捜部Qに調査を断られた警官が退官式で自殺するという衝撃の幕開けは良かったが、全体的に長すぎ。新興宗教の導師を守ろうとする女性の異常な行動と視点は入れ替わりながら展開するが、退屈な中盤はそこそこ忍耐を強いられた。
終盤の意外性でちょっと持ち直したけど、冗長な印象は拭えない。シリーズの中でも出来が悪い方なのでは? ストーリーがイマイチなのでキャラの魅力で読むしかない。前作が良すぎただけにホント残念。