- Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150103415
感想・レビュー・書評
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クラーク最高
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第65回アワヒニビブリオバトル「ミステリー」で紹介された本です。オンライン開催。
2020.06.07
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序盤はやや読みにくく感じましたが、慣れてくるとどんどん読みすすめられました。
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宇宙人到来!「インディペンデンスデイ」ばりの衝撃!でも何もしない。宇宙船からじっっっ…と見てるだけ。という入りがまず不気味で一気に引き込まれる。「え…何しに来たん???」「どんな姿なん???」「つかどっから来たん???」という状態から何十年もかけて人類とコンタクトを取っていく。少しずつ少しずつオーバーロードの正体が分かっていったり、地球文明も宇宙人ことオーバーロードたちと関わっていくうちにいろんな発展を遂げていき、最後はとんでもない所まで話が進んでいくのでじわじわ面白くなっていくタイプの作品。言語化が難しいのだが、現在までSFだけに限らず色んな作品に影響を与えたらしく、発表当時はかなり画期的だったのではないかと思われる。正直、既視感がすごいけど「この作品だとこの展開に対するカウンターがあるな」とか「この作品はここをオマージュしたのかな」など他作品の考察もできてなかなか面白かった。では他作品と比べて元祖とも言える本作はというと、展開に対するド直球さが逆に全然わざとらしくなくてスッキリするし、文章がとっても詩的で美しい。一周回ってむしろ新鮮に思える。
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想像しなかった終末の到来。若い頃に読んでいたら、この感動はなかったかも。
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圧倒的存在である地球外知的生命体に支配された人類。その目的が分からないまま平和的な完全統治下に置かれて人類は無目的で安全な時代を迎える。そしてその時期を超えて更なる高次元の存在へと変態するために、まさに人類は幼年期の終わりを迎えていく。圧倒的なスケールと宇宙の情景、ハッピーエンドやバッドエンドを超越したラストシーンは圧巻だった。