- Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150103415
感想・レビュー・書評
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訳:福島正実、原書名:Childhood's End(Clarke,Arthur C.)
プロローグ◆地球と上帝(オーバーロード)たち◆黄金時代◆最後の時代詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どこかの書評で読んだけど、前半の俗っぽい感じと後半の突き抜けた感じの差が結構激しいかも?
前半は昭和28年に書かれたということを考慮するべきだろうけど、後半は今でも十分問題ないのはさすが。
1990年代に前半部を書き換えたバージョンもあるらしいけど、それでも後半は完全にそのまま使えてるはず。
オーバーロードの姿、というのはキリスト教世界を念頭に置いた一発ネタ、と思いきや、一応最後に説明してるのもさすが。 -
SF
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<目次>
プロローグ
第一部 地球と上帝(オーバーロード)たち
第二部 黄金時代
第三部 最後の世代
解説/福島正実
2016.08.22 14歳の世渡り術
2016.09.15 読書開始
2016.09.21 読了 -
【由来】
・千夜千冊でチラ見して、そんなにすごかったっけ?再読してみたいと。
【期待したもの】
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【要約】
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【ノート】
・ある意味、サイキックなエスパーオチかいという気がしないでもないが、壮大。クラークだから、もっと人類賛歌的な感動があるかと思ったが、そうではなく、ホモ・サピエンスの終焉が描かれている(でも人類の終焉ではない)。
・幾世代にもわたる叙事詩であるため、壮大感はある。しかし、ゼノギアスのカレルレンって、本書が出典だったんやな。
・富野監督がガンダムで2001年宇宙の旅を超えると豪語し、高千穂遙に、その前にSFちゃいますやんと論破されたのは有名な話だが、本書におけるホモ・サピエンスの覚醒はニュータイプというコンセプトに影響を与えているんじゃないかなあ。
・正剛さん大絶賛だが、自分的には、壮大だけど、でもちょっと...というのが正直なところ。
【目次】 -
「2001年」にもつながるテーマだが、こちらのほうが詩情的。「ノーライフキング」の元ネタになっているような気もする。さよなら人類。
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ほぼ20年ぶりの再読。というか、正確には以前読んだのは創元文庫版だったはず。内容をほとんど忘れていたので、とても楽しめた。
初めて読んだ当時はSFを知らない人にも薦められたが、今ではちょっとしんどいかな、ということで、★4つ。
最近、新訳がでたらしい。
<table border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433475144X/tobiraya-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/01y52uJWE0L.jpg" border="0" alt="幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433475144X/tobiraya-22/ref=nosim/" target="_blank">幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)</a><br />クラーク 池田 真紀子 <br /><br /></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table> -
SFの古典的傑作。ある時高度な知能を持った異星人が地球にやってくる。侵略や居住のためではなくそれはある目的をもっての人間社会の観察のためだった。
実際に惑星間を移動することのできるようなテクノロジーを持った異星人が現代の地球人を見れば非常に下等な種族であると認識するだろうし、それを支配したいとか侵略しようという意識は持たないだろう。たとえば、人間が蟻やミジンコを支配したり、奴隷にしようと思わないように。
最終的には人類と地球の終焉まで描かれているのだが、1970年代にここまで未来を描写できたアーサー・C・クラークのこの小説は今読んでも全く色あせることがない。驚異的な傑作。