イリーガル・エイリアン (ハヤカワ文庫 SF ソ 1-8)

  • 早川書房
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感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (519ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150114183

感想・レビュー・書評

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  • いやぁ面白い。エイリアンとのファーストコンタクト物にして猟奇殺人、法廷ミステリーと色んなジャンルをかき集めた作品。ギャグにならずに上手にまとめられたのは作者の腕でしょう。
    果たしてエイリアンは人間を殺したのでしょうか?最後に事実が明らかにされるときには目を剥きます(笑)。

  • 宇宙モノかと思わせておいて実は裁判モノ。
    ラストまで犯人わからなかった…。

  • 長めだけどスラスラ読めます!

  • SFとミステリの幸福な結婚。ファーストコンタクトを描きながらなんとエイリアンを被告とした法廷ミステリというとてつもない発想。SFとしても面白いのに法廷ミステリとしても一級品。最後に推理の結果として明かされていく衝撃の真相はどっちから見てもすばらしい。そして最後のSF的な広がりを見せるエンディングもかなり良い。

  • だれるところがなく、飽きずに読めて、なおかつ、そりゃ詰め込みすぎだろって言うくらいのアイデアが消化不良にならずに読みきれる。

    人類初の、異星人とのファーストコンタクト。
    他の天体に生命体を見つけるための探検隊として地球を訪れたトソク族は、
    途中、宇宙船が故障したために修理が終わるまで地球にとどまる。
    最初は平穏に過ごすが、彼らの宿舎で殺人事件が起きる。
    被害者は地球人で死体はバラバラにされ、加害者はトソク族のハスクだった!
    しかも州は彼を逮捕し、第1級殺人として告発する。
    差別問題・人権問題に強いデイル弁護士がつき、ここに前代未聞、世紀の裁判が始まる……

    てなところ。
    裁判の過程でトソク族の生態や生活が明らかにされていくのは、さすがにうまく読ませる。
    動機やトリックもこの宇宙人ならではで、単に事件を宇宙人に移植しただけではなく、まさにSFミステリだと思う。そして、予想外のラスト。

    ソウヤーって人は、スペースオペラ的なSFスタンダードのベタいネタを、現代に持って来ているわけだな。
    でも、決してそれは単なるアレンジではなく、全く別のSFを作り出している。
    使い古されていて言いたかないけど、ネオスタンダードって肩書きに一番近い人かも。
    オススメ。

  • ファーストコンタクトもの、SFミステリもの、そして法廷もの。どの観点から見ても、遜色の無い出来。

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