- Amazon.co.jp ・本 (686ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150117658
感想・レビュー・書評
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「戦国自衛隊」みたいな感じかと思ったけど全然違ったな。
根のアイデアは珍しいものではない気がするが、タイムトラベルものの、パラドックスの処理をうまく取り入れていて、流石感。
このところ、先の大戦に関するいろんなインテリジェンス系の本を読んでることもあって、その辺の取り扱いが気にはなるんだが、そういう小説じゃないしと割り切って。
面白かったです。 -
自分の趣味に偏りがあるのか、近年読んだハードSFは、量子力学ネタ率が妙に多く、さすがに飽きてくる。この話自体は、ホーガンの本領ドラマ的な部分も良く書けているような気もするけど、それ以前にネタに驚きがなくなると楽しくない。しばらく量子力学ネタは慎重に避けなくては。
あと、海外SF好きのくせになんだけど、人間の名前が覚えられなかった。ちょっと登場人物多すぎか。 -
この物語は、この物語と楽しむとしても
『高い城の男』meets『鷲は舞い降りた』
without デブリン&ノイマン
(そしてモリイにアルトマンにブリーゲル)の印象。
タイムトラベルの考え方やアイディアは 面白いと思うけど
物語としての深さと味付け、絶望・暗さを考えざるを得ない中での
歴史に立ち向かう脇を固めるキャラクターの魅力は
少し物足りない。
⇒2012年5月は『天冥の標』を読み返していたので
新規読書量少なめ…