アジャストメント―ディック短篇傑作選 (ハヤカワ文庫 SF テ 1-20)

  • 早川書房
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本棚登録 : 542
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (466ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150118051

作品紹介・あらすじ

世界のすべてを陰でコントロールする組織の存在を知ってしまった男は!?マット・デイモン主演の同名映画の原作をはじめ、デビュー作「ウーブ身重く横たわる」、初期の代表作「にせもの」(映画化名『クローン』)から、中期・後期の傑作。さらに1972年執筆の幻の短篇「さよなら、ヴィンセント」を初収録。ディックが生涯にわたって発表した短篇に、エッセイ「人間とアンドロイドと機械」を加えた全13篇を収録する傑作選。

感想・レビュー・書評

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  • ディックの作品は「アンドロイドは電気羊の〜」、短編集「トータルリコール」を呼んだのみ。
    短編集「トータルリコール」のようなものを期待していたが、こちらの短編集は「トータルリコール」よりもオチが分かりにくい印象を受けた。単純に私の読解力が乏しいのもあるが、、
    特に最後に収録されているエッセイに関しては私には難しすぎた。

    この作者の別の作品をもう少し読んでから再挑戦したいと思う。

  • フィリップ・K・ディックの短編集は、これで2冊目だが、この独特の世界観はくせになる。

  • 《目次》
    ・「アジャストメント」
    ・「ルーグ」
    ・「ウーブ身重く横たわる」
    ・「にせもの」
    ・「くずれてしまえ」
    ・「消耗員」
    ・「おお! ブローベルとなりて」
    ・「ぶざまなオルフェウス」
    ・「父祖の信仰」
    ・「電気蟻」
    ・「凍った旅」
    ・「さよなら、ヴィンセント」
    ・「人間とアンドロイドと機械」

  • 映画「アジャストメント」「クローン」の原作短篇を収録した短篇傑作選。現実と虚構の狭間をスリリングに描くディックらしい筆致は短篇でも変わらず。いささかシュールだったり、ブラックユーモア的な、ラストがスッキリしない作品も多かったが、そこは好みの問題で、どれも設定が秀逸で引き込まれるのはさすが。映画化された「アジャストメント」と「にせもの」のサスペンス感が面白く、映像化したくなるのもわかる。個人的にはやはり後半の「父祖の信仰」「電気蟻」「凍った旅」がお気に入り。とくに「凍った旅」。主人公の、すべてをネガティブな解釈に捻じ曲げてしまう神経症的な陰キャっぷりには(どこか共感しつつ)笑ってしまった。夢を繰り返す長い月日の間に現実がつかめなくなっていく感覚には何か深いものを感じて、記憶と人生について考え込んでしまう。
    最後に収録されているエッセイはディックを知る上でかなり重要なものだと思うが、難解なため今回は流し読みした。

  • 「アジャストメント」★★★
    「ルーグ」★★★
    「ウーブ身重く横たわる」★★★
    「にせもの」★★★
    「くずれてしまえ」
    「消耗員」
    「おお!ブローベルとなりて」
    「ぶざまなオルフェウス」
    「父祖の信仰」
    「電気蟻」
    「凍った旅」
    「さよなら、ヴィンセント」
    「人間とアンドロイドと機械」

  • 映画は原作からはアイデアのみ借用、で全然違う。

  • URLはこちら http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD18097/index.html 『2011年5月27日公開』 : の 映画 「URLはこちら http://adjustment-movie.jp/ 『アジャストメント』 : 」を見て、フィリップ・K・ディックの原作を読みたくなった。

    まずは、『悪夢機械 (新潮文庫)』に収録された 『調整班』を読んだ。
    それより新しく出版されたこの本をこれから読みます。

    ページトップに、『アジャストメント(調整班)』が載っている。
    文章は『悪夢機械 (新潮文庫)』に収録されたものがそのままだったので、改めて読む必要もなかった。
    短編集なので、収録されている作品が 違っているのだろう。解説は、映画化を意識した内容になっている。

    2011年の本なので、1987年の『悪夢機械 (新潮文庫)』よりきれい(清潔)なのが、一番いいところかも (^o^ゞ;

    他の作品も読もう。と思ったけれど、読まなかった・・・。

     ⇒ URLはこちら http://sea.ap.teacup.com/pasobo/1213.html 『2011/6/9「映画:アジャストメントを見る」』 : 〜 Myブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」

    2011/11/25 予約 12/13 借りる。1/8 アジャストメントのみで返却。

    内容と著者は

    内容 :
    世界のすべてを陰でコントロールする組織の存在を知ってしまった男は!? 
    マット・デイモン主演の同名映画の原作をはじめ、デビュー作「ウーブ身重く横たわる」、初期の代表作「にせもの」(映画化名『クローン』)から、中期・後期の傑作。
    さらに1972年執筆の幻の短篇「さよなら、ヴィンセント」を初収録。
    ディックが生涯にわたって発表した短篇に、エッセイ「人間とアンドロイドと機械」を加えた全13篇を収録する、日本オリジナル編集の傑作選。

    著者 : → URLはこちら http://www.amazon.co.jp/mn/search/?_encoding=UTF8&sort=relevancerank&search-alias=books&ref_=ntt_at_ep_srch&tag=seaapteacucom-22&ie=UTF8&linkCode=ur2&camp=247&rd=1&creative=7399&field-author=%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BBK%EF%BC%8E%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%23 『フィリップ・K・ディックの著作』 : 
    1928〜82年。シカゴ生まれ。「高い城の男」でヒューゴー賞を受賞。
    「ブレードランナー」などのSF映画の原作者としても知られる。
    他の著書に「高い城の男」「ヴァリス」など。

  • ディックの短篇集。
    マッド・デイモン主演映画の原作。

  • 巻末の解説が面白い。
    ネクストって映画がこき下ろされてて逆に興味でた。

  • 2017/2/28購入

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