クシエルの使徒〈2〉白鳥の女王 (ハヤカワ文庫FT)

  • 早川書房
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150205102

感想・レビュー・書評

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  • 一巻の感想で「明晰な思考と、意思で抑えきれない性癖……」と書いたけど、そのせめぎあいのシーンがこの二巻で一番面白かった。
    この「クシエルの使徒」では彼女の成長と孤独がよく描かれていると思う。ナーマー様のご奉仕と望まない行為との違いに、「娼婦だから(性的な奉仕は)気にしないだろう」という自分の思い込みが間違いだと分かる。神娼という存在を軽くみてはいけませんね。
    そして、ジョスラン。自分と同じくらい意思が強くて志を同じくしない女性を愛して奉仕するというのは(こっちの奉仕は保護奉仕=身辺警護)本当に大変そうだ。

    ところで、まだページあると思って安心して読んでたらめくったページに「テールダンジュおよび諸国の書 抄 作者不詳」と書いてあって裏切られた。ええええーっ!?

  • いや〜、まさかメリザンドが出産していたとはビックリの展開でありました。
    っつーかメリザンドって歳いくつよ!
    ずっとデローネイと同じくらいの海千山千のオバさんだと思ってたのに、、、。
    あ、そもそもデローネイの年齢も良く知らなかった!
    けど現女王のお父さんとどっこいくらいだよね??
    う〜む、どこかに書いてあったかな〜???
    全然記憶にないよ。(;´д`)トホホ…

  • 前作の話を引きずって権謀術数という感じでちょっと疲れた前巻と違い一気に話は怒涛のように進んで、思わず一気読み。

  • 波乱万丈だけれど、やっぱり歯がゆい二人。

  • 怒濤の第2巻。第1部もそうでしたが、まさに序破急の破。
    息つく暇もなく、フェードルが大活躍。早く続きが読みたいです。

  • 5月15日読了。

  • 読了:2010/02/28

  • ジョスラーン!!
    いや、もう、帯の煽り文句に不安を煽られつつ、読み進めました。
    何と言うか、第二部からはジョスランはだめんず一直線だと思っていたんですが。まあ、今回も途中まではそうで、仲違いの上、屋敷から出て行った時には「ゴルァ!!」って思いました(笑)。でも、まさか、それがその先の重要な布石になるとは……!
    たった一人、孤島の牢獄まで助けに行くジョスランはだめんずではなかったです。こういう、いざという時に張り切ってカッコいい男はダメだ……好き過ぎる。
    是非とも、声は小野大輔でお願いします。(好みで)

    とは言え、再会は叶わず、遠目にお互いの姿を確認しただけで再び別の相手に囚われの身になるヒロイン……。
    またしても気になるところで終わっているので、第三巻の発売が待ち遠しいです。きっと、次も受難の日々なんだろうな。
    ジョスランと幸せになって欲しいなぁ。

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