風の名前 2 (ハヤカワ文庫 FT ロ 2-2 キングキラー・クロニクル 第 1部)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150205898

作品紹介・あらすじ

タルビアンでの悲惨な3年間ののち、語り部の老人スカルピに出会ったクォートは、秘術師となるために大学をめざし旅立ったが……

感想・レビュー・書評

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  • 物語はゆっくり進んでゆく。
    楽しい読書が続く。うれしい。

    主人公の苦労には、目を逸らしたくなる現実がある。
    大きく分類すると、今のところストーリーは、王道の形で進行し、出会いや別れ、現実の惨さが描かれる。
    お金に関する描写が頻繁に出てくることで、人々の感情にリアリティが加わり、物語に生活感が染み付いてくる。主人公は自らを大人びた人間として自称するが、近くの女性に心が揺れたり、イタズラ心を抱いたりと、意外と若さゆえの心境や行動も垣間見える。

    12歳から15歳の過酷な3年間をタルビアンで過ごし、ついに主人公は前に踏み出すことになる。
    タルビアンでの路上生活から抜け出し、大学の入学試験に挑むクォート。
    ハリーポッターを彷彿とさせる大学生活が始まった。
    秘術への探究心と、両親の死についての真相を追い求め、学校生活を送る。

    読了。一部3巻へ。

  • 路上生活から大学へ行こう!と思いつくまで。

  • 両親と一座の仲間を惨殺された幼いクォートが、よくもまあこんな貧困と暴力の中で生き延びられたものだ。そんな凄惨な生活の中で知り合った無償で浮浪児たちを世話するトラピスってまるでマザーテレサ。ようやく大学入学への道筋を見つけた所から急に物語が加速して面白くなってきた。どこかしらハリーポッターを思わせる。悪役的なヘンメ教授とか。マルフォイのようなアンブローズとか。

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