- Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150305215
感想・レビュー・書評
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なるほどこれがハードボイルドミステリーか。と思いながら読んだ。物語が一転二転して面白い。
少し冗長だし見慣れない言葉が多いけど、まぁ分かるかなって感じ。
一人称が「俺」だから許されるけど、いわゆる「バカ」なチンピラの話し言葉が読んでる側も理解できなかったりして、リアリティはあるんだけど、時折つまる。
話の展開は冗長だけど、会話のテンポはいいかな。
ミステリーというよりはハードボイルド枠かも?
好き嫌いはわかれそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
映画化して気になったけれど ちょっと長い、と大変さを感じてしまった。
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たまたま手にとったらハードボイルドだったので読んでみた。ややご都合主義の展開と「俺」の年齢ギャップがつきまとった。
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映画の公開前に慌てて読んだ本。
時代設定のせいなのかなんとなく北海道弁?に違和感。
作者は北海道出身だから
単純にジェネレーションギャップなのかも。 -
借りて読みました。こーいうのってハードボイルドって言うんでしょうか。あまり得意なジャンルではないことが分かりました。それから独特な方言と頭のよろしくない方たちのセリフが読みにくかったです。お話の内容としてはおもしろいと思いますが、文章だけで表現するには描写が足りないというか…。主人公のキャラクターだけでラストまで持っていった感が否めません。でも映画にしたらまた違った表情が垣間見得そうです。
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ハードボイルドな言い回しに、気恥ずかしさを感じながら、楽しく読んだ。
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札幌のススキノで探偵兼便利屋を生業とする〈俺〉のもとに、行方不明の恋人を探して欲しいという依頼が舞い込む。
調べていくと、その失踪した女が先頃起こったデートクラブ殺人と関係があることが分かるが・・・。
ハードボイルド小説は好きなのですが、この小説は私には合わなかったみたいです。
起こる事件も至極オーソドックスでスケールが小さく、謎を解いていく楽しみを追求するような話ではありません。
かといって魅力あるキャラクターの粋な会話の掛け合いも期待できず。
地の文がずっと〈俺〉の一人称なので、全てが平坦に進んでいくので盛り上がりに欠けます。
登場人物は多いのにキャラクターに特徴があまりないので、会話シーンでは誰が話してるのか分からなくなりました。
また、主人公の〈俺〉が28歳の若造のくせに、10代~20歳くらいの人を「子供」と呼ぶのにも違和感を感じます。
〈俺〉は北大卒であることを誇りに思っているようで、周囲のチンピラやアホな人を冷笑的に見ているのがたまらなくイヤでした。
彼が自暴自棄めいた生活を送っているのは過去に何らかの要因がありそうですが、その事情は本作では語られないので、彼の背景がよくわからなかったのも面白さを感じられない原因かもしれません。
北海道ならではの冷たい空気感やススキノの猥雑な雰囲気もいまいち伝わってこないし。
残念ですが、原 尞の劣化版という印象です。 -
朝、通勤電車の中で読んではいかん。ムカつく奴に悪態をつきたくなる、攻撃的になる。心の内で言ってるうちはいいけど(快感・・)外に漏れるとやばいです。
面白かった。 -
少し懐かしいハードボイルド小説という印象。まったく違うのだけれど、全体的にどういうわけか昔の翻訳ミステリのような印象を受けた。文体のイメージだろうか。
シリーズものなので気が向いたら続刊を読みたい。
ちなみに映画化されたのは、タイトルはこの作品だが、内容は2作目の『バーにかかってきた電話』と5作目の『探偵はひとりぼっち』らしい。