小説ワンダフルライフ (ハヤカワ文庫 JA コ 1-1)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 308
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150306113

感想・レビュー・書評

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  • 大学に入りたてだった頃にやってたワンダフルライフ、映画館に行く行動力はなかったけど小説は迷わずに手に取った。いつ読んでも自分に置き換えてしまうテーマ、毎回違った気持ちが湧き出てきます。

  • 2013.5.28読了。

    祝•是枝監督!ってことで、再読。
    この映画とこの本で、私は是枝監督のファンになりました。
    何度読み返しても、望月くんの選択に涙が出る。
    私はどの思い出を選ぶんだろう。

  • 何度読んでも最後で泣ける。様々なエピソードで映画とは異なる。映画がドキュメンタリーな感じだったが,こちらは感情の起伏がわかる。何度でも読み返したい。

  • 映画を観て本を読んで、だいぶ経ってから去年また映画を観た。
    前は、自分だったら何にするかな、決められないな、そこに居たい記憶はないな、と思ってた。
    …今もないなー。

    で、去年映画を観たときに、天国はパラレルがいいなぁと思う自分の考えのルーツはここだったのかもしれないと思い至った。
    輪廻したい人と極楽に行きたい人と天国で審判を待ちたい人が愛し合っていたら、みんな善人で一緒に居たくてもバラッバラになってしまう。
    あの人のいない極楽は極楽じゃないし、天国でまで嫌いな善人とご一緒したくない。
    だったら私はあの人がいる私の世界を輪廻して、あの人は私のいる地獄で遊べるような、同時並行の黄泉がいい。

    てなことを考えていたから、それぞれの居たい場所を作るこの話はとても優しく感じられた。
    自分だけの世界に引きこもる閉じた幸せではあるけれど、閉じた世界同士は影響を受けて与えてできている。

  • 筆者曰く、「映画の原作」ではないのだそうです。映画では語られていない話や、映像だけでは伝わってこない、登場人物の気持ちの動きがよくわかる一冊です。映画版をご覧になった方は一読されることをお勧めします!

  • あの世とこの世の間の世界が舞台。
    死後に選択する、整然の最良の瞬間。
    読み進むうちに何度も、今死んだら何を選ぶか悩まされる。
    今は正直選べないかな。
    確か学生の頃読んだときは、何かひとつあっさり選べ多気がするけれど。
    映画ともあわせて名作。

    BCID:252-7539989
    http://www.BookCrossing.com/252-7539989

  • 人生の中から、1つだけ思い出を選んでください。

    そう言われたら、あなたはいつの、どんな思い出を選びますか?

    私自身に、つい問いかけてしまったものでした。
    そして、後々自分が人生を振り返ったとき、どんなことを思うのか考えさせられた作品です。

    この作品は映画化されているので、映画もかなりおすすめです☆

    優しい音楽と、出演者たちの想いが伝わってくる作品です。

  • ワンダフルライフという映画がまずあって、その監督さんが書かれた小説のようです。
    死んでしまった時、天国に行くまでの7日間の間に、主人公達が自分の人生の中で一番大切な思い出を選ぶように迫られる、というお話。
    文章がですます調なので、苦手な人もいるかもしれません。
    なんとなく、あー、あたしだったら何になるんだろうなぁ、なんて思いながら読んでました。

  • あしのつま先や耳はさむいのに、心はあったかい。そんな空気感がすき。

  • 映画もいいけど小説もいい!

著者プロフィール

著者)是枝裕和 Hirokazu KORE-EDA
映画監督。1962 年東京生まれ。87 年早稲田大学第一文学部卒業後、テレビマンユニオン に参加し、主にドキュメンタリー番組を演出。14 年に独立し、制作者集団「分福」を立ち 上げる。主な監督作品に、『誰も知らない』(04/カンヌ国際映画祭最優秀男優賞)、『そ して父になる』(13/カンヌ国際映画祭審査員賞)、『万引き家族』(18/カンヌ国際映画 祭パルムドール、第 91 回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)、『真実』(19/ヴェネ チア国際映画祭オープニング作品)。次回作では、主演にソン・ガンホ、カン・ドンウォ ン、ぺ・ドゥナを迎えて韓国映画『ブローカー(仮)』を 21 年撮影予定。

「2020年 『真実 La Vérité シナリオ対訳 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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