- Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150309886
感想・レビュー・書評
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舞台が1巻から過去というかほぼ現代へ戻りました。そしてこの巻では、新種ウイルスのパンデミックストーリーが展開されます。また、ウイルスだけでなく謎の知性体や謎の生物がちらほら登場。後の巻でこのあたりがいろいろ絡んでくるのが楽しみです。
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小川一水「天冥の標Ⅱ」を読み始める。小川一水作品は意外と久しぶりかもしれないな。比較的軽快に始まっているけれど、これから大変なことになるんだろう。ちなみに、私はⅠは未読で、Ⅱから読み始めているw
パンデミックもので、科学的な説明もあるけれどくどくない。女たらしでも死ぬ気でお仕事するお医者さんも格好いい。
ヒロイン的なポジションの女の子が17歳なのが、また小川一水は...と思わざるを得ないw それこそ、第六大陸のヒロインなんて最初は幼いからなぁw ハードSF作家であり、相変わらずロリコン作家であるw
小川一水「天冥の標Ⅱ」読書中。まっとうなパンデミック小説を読んでいたつもりが、断章でえっ!いいぞもっとやれ。
パンデミックを軸にして、細かいイベントや人情話なんかのエピソードを入れてきている。読者を飽きさせないこういう配慮は、エンタメ小説として素晴らしい。
小川一水「天冥の標Ⅱ」読了。ラストの展開は何ともやるせない...。そして、展開としてはパンデミックものから、終盤はシリーズ全体に関わるお話に。今後のシリーズでは、閉鎖された社会がどう発展していくか、なんてお話もあるかしら?
この1冊だけでも十分に楽しめるけれども、このパンデミックが発端となって、どの様な話につながっていくのか、やはり気になって仕方がない。てな訳で、やはりⅠの「メニー・シープ・シープ」も読むことになりそうだ。
おそらくシリーズとしては遠大な規模のSF大作になるのだろうけれど、SFに興味がない人でもこの2巻あ楽しめるはず。小川一水作品の中では、SF要素はかなり薄いので、始めて小川一水に触れる人にはいい作品じゃなかろうか。 -
全 10 巻が予定されているシリーズの第 2 巻。
前作は遠い未来の異星での物語であったが、
今回は一転、現代の地球での物語で、繋がりが見えずに戸惑う。
本作はパンデミックものなのだが、
しっかりと書き込まれており、この巻だけでも納得の作品。
前作との繋がりらしきものも幾つか垣間見られる。
素晴らしいよ、このシリーズ。
今後物語はどう展開して行くのか。
全 10 巻を読み進むのが非常に楽しみだ(まだ第 3 巻までだが)。 -
前作の続きというわけではないようだが、前作の伏線になる作品のように感じた。実際こんなウイルスが存在したら世の中小説以上に大パニックだろう。
病気というものを通した人間の心理などがとても良く描かれていて、思わずのめり込んでしまう作品だと思う。ラストシーンも次の作品を読みたくなるようなうまい描き方だと思った。医学関係の柱に人間模様がうまく絡み合っており、読みやすく自分好みの小説である。
檜沢千茅という女子高生が感染を通して変わってゆく心理描写が、特に印象的。この後どうなったのか、この人物が後の話で再び登場するのか知りたいところだ。
しかし、先は長そう...。 -
こんどは現代地球でのパンデミック。
医師たちと政府の動き、ウイルス保有者の差別と隔離、とまぁてんこ盛りです。
これを、描ききってしまう力業は凄い。
「冥王班」「プラクテイス」「リエゾン・ドクター」のことの一端が明かされます。 -
第一巻を読み終えてからすぐ第二巻をよんだが、今度は現代を背景としているので、第一巻より感情移入しやすくて読みやすい。
人にすすめるならばこの二巻から読まれることをオススメする。
こちらも第一巻同様一気に読了。色々と第一巻との関係も気になるところではあるが、それはこのシリーズを読了してからとなるのかな。。 -
ふ。3巻までの、合計4冊をまとめ買いしてしまって、それでもうすっかりわたしは安心してしまっているのだ。そういう安心感(というか、返却期日が迫らない安堵感)があって、途切れ途切れにしか読み進めていないので、ストーリのインパクトがどうも少ないのだ。でも、この巻の 東京アウトブレイク は凄い様相でしたね。そうして、どうやら第三巻は、まったくちがう展開と物語が始まりそうな予感がする。この本のテーマはいったいなんなのだろう。他読者諸兄教えてくだされ。但しネタばらしはなしね。
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シリーズ2作目ですが、どこから読んでもいいって聞いたのでまずこれから。未知のウイルスによるパンデミック。医者と患者それぞれの思い、既得権争いや差別など緊迫感をもって描く一方で、太平洋の島土着の信仰を絡ませたり、この人ほんとこういうのうまいね。
断章の部分を無視すれば、独立した物語として読めるが、シリーズ通して浮かび上がるスケールの大きな物語も用意されている様子。楽しみ!