水の迷宮 (クラッシャージョウ)

著者 :
  • 早川書房
3.07
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本棚登録 : 168
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150311001

感想・レビュー・書評

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  • 懐かしい。ここまで来るとラノベ界の水戸黄門とかドラえもんレベルで、変わらぬ姿がよい、のだろう。作者にとっては、クラッシャーの活躍を描くというより、いろんな世界のあり方を書くのが楽しいシリーズなんじゃないかなと思う。自我と記憶という正面から取り組めば重たく長い物語にもなるようなテーマをあっさり終了させてしまったところはもったいないが、そういう小説でもないしね。ともあれ、久しぶりのクラッシャーたちに会えて嬉しかった。

  • 久々の新作。ちょっと物足りなかったけど、みんな元気でした。

  • 巻頭に声優・久川綾氏への謝辞があります。
    そこには氏の作詞した“水のラビリンス”という楽曲から着想を得た、と記述してありました。
    本の帯にも氏の感想が記述されてありましたが、読み始める時は全く意識していませんでした。
    読み進めていく内にこれまでの作品と趣を異にしているな、と感じ始めました。
    それは主人公達、クラッシャージョウ・チームの面々が脇役になっている、という事でした。
    物語は、水棲生物に特化した人口生命体・アプサラの主観に近い形で描かれていたので、それは当然のことでしたが、何となく違和感を覚えながらも快調に読み進めていくことができました。

    ある程度読み進めると次が気になってドンドン読み進めていってしまう。
    自分に合っている本の典型的なパターンです。

    舞台となっている惑星の先史文明遺跡やそれを作った異種知的高等生命体の生き残りについての言及が中途半端な形で終わってしまっているのは少々残念、というか、この舞台の行く末を知りたいな、と感じました。

    楽曲の歌詞から着想を得たお話なので、今後のクラッシャージョウの舞台に影響を与えるのかどうかは判りませんが、ここから物語を広げていくのも面白いんじゃないかな、と勝手に思ってしまいました(笑)

    学生の頃に惹かれたスペースオペラの祖。
    まだまだ充分に楽しませてくれました♪

  • 懐かしい。未だに続いて続いてたんだ、という驚きと共に手にした。

    記憶にあるものウとほとんど変わりなく、それはある意味すごいな、と。
    まあ、若干おもっていたより主人公が大人だったのが違いといえばそうか。
    もっと若造な熱血漢をイメージしてたんだが、今回読むと冷静沈着さが表に出てきていて。

    まあ、クラッシャージョウである。

  • 懐かしい。
    スペースオペラだね。

  • 8年ぶりの新作。
    あまり華々しい活躍ではないけど、クラッシャージョウだなぁ。
    でも、今回はアプサラだね。戦闘もネレイスとの交感も…
    また出てくるといいな。

  • ★2.5に近い★3。
    プロット、題材はよいが、文章が細切れに近く、「~だ」、「~する」の短い文章が繰り返し使用されている。ちょっと残念な表現力。
    高千穂さんは久々の作品だと思うが、書かないと文章表現力は落ちるということなのだろうか。

  • 未だシリーズ続いていたのか?! という驚きと共に手にした新刊 最新作を、早速読破♪
    相変わらずの満足感・安心感でした♪ ^^ 新登場する美女が出生の秘密を抱えながら傭兵しててメッチャ強くて、クラッシャーたちと深く関わっていき事件・巨大な陰謀に巻き込まれていき、人類を超える知的生命体を巡って敵と戦う♪ なんという王道♪ このシリーズはこうでなくっちゃ♪と思わせてくれるのがニクイ♪♪

    この文庫シリーズが刊行開始されてから、「全巻買って読むぞ~」という気になっていたので、途中で止まってしまったのはナゼ?と疑問に思ってたんですが、まさか最新刊に着手していたとはw 驚きでした♪ もうとっくに完結していると勝手に思い込んでいたものでw
    あとは別冊の2つだな~と。早く読みたい♪  ^^

    この話の元ネタになった曲、というのはまったく知りませんでしたが、それほどまでにインスピレーションを得られるような曲ならば、一度聴いてみたいな~とか思いました。

  • 先史文明の話だけど、先史文明との関連性が薄いというか、とりあえずネタに使っているというか、、、、読み終わって、ストーリーがないアメリカのアクション映画を見た気分になりました。(つまり、アクションがあれば他はいらないみたいな。)

    今回は、ジョーたちのクラッシャーとしての活躍もちょっと物足りないですね。

  • 先史時代の超文明
    海洋知性生物
    SFの定番である
    話としてはそつなく仕上がっている
    後期作品に見られる道化役タロスでなく渋いベテランとして描かれていたのもいい
    とはいえアプサラが主人公枠で活躍しているため、クラッシャージョウである理由が薄い
    また、登場人物が多いため描かれ方が薄くなっている
    敵役はもう少し減らしても良かったのではないか
    ディーラーももう少し深く描き方があったのではないか
    とはいえ、懐かしいスペオペであった

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著者プロフィール

1951年、愛知県名古屋市生まれ。大学在学中から、アニメ、SFの企画に関わる。77年、日本初の本格的スペース・オペラ『クラッシャージョウ 連帯惑星ピザンの危機』で小説家デビュー。以後SF、格闘技、自転車など様々な分野でベストセラーを送り出している。代表作に『クラッシャージョウ』シリーズ、『ダーティペア』シリーズ、『神拳 李酔竜』シリーズ、『暗黒拳聖伝』シリーズ、『じてんしゃ日記』シリーズ(一本木蛮と共著)、『ヒルクライマー』など。07年から09年まで日本SF作家クラブ会長を務める。テニス、スキー、バイク、自転車など多彩な趣味でも知られる。40代で体重増加に伴う生活習慣病の症状に悩まされるが、齢50にして一念発起、ロードバイクに熱中する。その後、わずか2年で24キロもの減量に成功、体質改善にも成功した。その過程は『自転車で痩せた人』『ヒルクライマー宣言』などの著書に詳しい。今も週に200キロを越える距離を走り、レースに参戦する現役ヒルクライマーである。現在の愛車はスペシャライズドSワークス ルーべSL3 Di2仕様。

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