- Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150747107
感想・レビュー・書評
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湖で見つかった女の死体。バースきっての頑固者ダイヤモンド警視は強引な捜査で辞職に追い込まれるが…。ラヴゼイはさすが上手い。一気に読めます。ダイヤモンド警視の誇り高い生き方はハードボイルド。不器用だがカッコいいというやつ。この後にも名作が続く人気シリーズの一作目!
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「昔気質の刑事」って言葉で想像してたイメージした清廉潔白で真面目なおっちゃんとはちょっと違っていた。
とても人間くさく、周りにいたら鬱陶しくてヤだが、面白かった。
ふと気づいたら最初の120ページ読んでた、なんて久しぶりだ。 -
お勧めです。
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まさしく王道。
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まさか辞めちゃったから最後の刑事?
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作者初の現代もの。田舎を舞台にすることで、現代=退廃(=私の苦手とするもの)の図式を回避した。素晴らしい!(何故こうも自分の感性と合うのだろうか)。主人公も魅力あり。
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融通の利かない頑固なアナログ中年(そして太っている)ダイアモンド刑事シリーズを再読することに。実際にこんな人が上司だったら嫌だろうけれど、つい応援したくなるのはなぜでしょうか?作品全体にただようイギリス調ユーモア、というのか、おかしみがあります。奇抜さはないですが正統派ミステリを楽しめます。真犯人にびっくりです。
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バースなどを舞台とした作品です。
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英国バースが舞台の偏屈刑事の活躍?
最初は少しダレ気味でしたが
段々面白くなって最後は良かった。 -
『忘れそうにはなるが、忘れてしまうわけではない。』
最後の刑事として韻を踏むダイヤモンド刑事シリーズの第一作。毎度のことながら、この人の感性というのは素晴らしい。訳文でこれだけの嘆息を齎すんだから、原文を読んだ日には失禁ものなんだろう。読めば読むほど、凄さを形容する言葉が見つからない自分に辟易する。それほど、群を抜いている気がする。
あ、ストーリーについては、特別な言葉をもって言及する点もなく、ごくごく一般的なものでした。けど、これだけ装飾で魅せられたら対価には十分見合う。こんな文章を書けるようになりたい。