- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150772130
感想・レビュー・書評
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猫は留守番をする (ハヤカワ・ミステリ文庫)
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シャム猫ココシリーズ」十四作目(邦訳としては第十二弾)。またしてもサブキャラが死亡、さらには離婚の危機に直面するサブキャラも。クィラランはほんと疫病神じゃないだろうか。猫は可愛いけど人間描写が割とドライなこのシリーズの特徴がはっきりと出た一作。作者は割と人間嫌いというかシニカルな人物なのかもしれないと思うようになった。
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持ってる
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シャム猫ココシリーズ。そろそろ疲れてきたかな…(笑)。今回はクィルを含めたピカックスの住人たち16人がスコットランド旅行に行く話。以前に出てきたアーマ・ハーセルリッチに関して、クィルがあまりよく思ってないように書かれていて、びっくり。前の話ではかなり好印象を持っていたと思ったんだけど。それとクィルが北にやってきた時に最初に仲良くなった女医が再登場。でも、こういう終わり方にするのはどうかな〜。後味悪し。【2006年9月11日読了】
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恋人のポリーに誘われ、クィラランはココたちを家に残してスコットランド旅行に出かけた。が、平穏な休暇を一転させる事件が起きた。ツアーの主催者の女性が急死したのだ。しかも同じ日にメンバーの一人の鞄が盗まれ、バスの運転手が失踪するという不審な出来事が相次いだ
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まだきちんと事件が起こり、ココもきちんと手がかりを示し、クィラランもきちんと推理をしている。料理描写も、人物描写もきちんとされていて、無駄に登場人物をあれこれしていない時代のココシリーズ。
近刊のものとは全く別物。
プロットはそれほど凝っておらず、犯人も動機も途中で読めてしまうけれど、米国の小さな町の様子を知るのは楽しい。
そしてなにより猫たちの描写が愛らしい。
猫好きにはたまらないシリーズ(だったのに…)