無垢の博物館 上 (ハヤカワepi文庫 ハ 2-5 epi103)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151201035

作品紹介・あらすじ

ケマルは仕事も順調、婚約者もいた。だが遠縁の娘の美しさに抗えず、危険な一歩を踏み出してしまう。トルコ発の数奇な愛の物語。

感想・レビュー・書評

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  • こじれる片思いの悩ましくも濃密な物語 | レビュー | Book Bang -ブックバン-
    https://www.bookbang.jp/review/article/662025

    無垢の博物館 上 オルハン・パムク(著/文) - 早川書房 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784151201035

  • ノーベル賞の対象がかくのごとき 主観の結晶もあるという事を発見した大作。
    病、餓えと貧しさ 不安定な立ち位置・・何れもない若さという宝も手にした30歳の青年が 不倫と横恋慕という大海原に堂々と漕ぎ出でる 妄想が大半の主観の総決算★

    中世~近世ではこういった小説が堂々と第一位を占めていたことを思い出す。

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著者プロフィール

オルハン・パムク(Orhan Pamuk, 1952-)1952年イスタンブール生。3年間のニューヨーク滞在を除いてイスタンブールに住む。処女作『ジェヴデット氏と息子たち』(1982)でトルコで最も権威のあるオルハン・ケマル小説賞を受賞。以後,『静かな家』(1983)『白い城』(1985,邦訳藤原書店)『黒い本』(1990,本書)『新しい人生』(1994,邦訳藤原書店)等の話題作を発表し,国内外で高い評価を獲得する。1998年刊の『わたしの名は紅(あか)』(邦訳藤原書店)は,国際IMPACダブリン文学賞,フランスの最優秀海外文学賞,イタリアのグリンザーネ・カヴール市外国語文学賞等を受賞,世界32か国で版権が取得され,すでに23か国で出版された。2002年刊の『雪』(邦訳藤原書店)は「9.11」事件後のイスラームをめぐる状況を予見した作品として世界的ベストセラーとなっている。また,自身の記憶と歴史とを織り合わせて描いた2003年刊『イスタンブール』(邦訳藤原書店)は都市論としても文学作品としても高い評価を得ている。2006年度ノーベル文学賞受賞。ノーベル文学賞としては何十年ぶりかという

「2016年 『黒い本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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