- Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151300059
作品紹介・あらすじ
走行中の豪華列車"ブルー・トレイン"内で起きた陰惨な強盗殺人。警察は被害者の別居中の夫を逮捕した。必死に弁明する夫だが、妻の客室に入るところを目撃されているのだ。だが、偶然同じ列車に乗り合わせたことから、事件の調査を依頼されたポアロが示した犯人は意外な人物だった!新訳でおくる初期の意欲作。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
2004年発行、早川書房のクリスティー文庫。最後まで読んで、あれ、あの人が犯人だったんだ、と。途中までは完全にそういう方向にいくとは思っていなかった。宝石も重要だとは思えなかったし。「青列車」は本文は「ブルートレイン」になっていると思う。やはり日本ではブルートレインというと寝台列車の一般的な愛称のイメージが強いからだろうか。
解説:「解説」(評論家)北上次郎、 -
3.3
-
走行中のブルートレイン寝台特急の中で強盗殺人が起きる.殺されたのは、アメリカの大富豪の娘ルース.ケアリング。偶然乗り合わせたエルキュール.ポワロは、事件の解決を依頼される。同乗していた美しい女性キャサリンも巻き込んで、真犯人探しを始める。ルースの財産や宝石を巡って真犯人は誰なのか。この人が真犯人では思っていたが、犯人は意外な人物でした。男女の愛憎劇も絡み、会話も心理状態も面白く読ませます。2023年10月26日読了。
-
推理小説としての面白さはもちろんだけど、終盤、そこに登場する人物の選択、品の良さは物語として本当に素晴らしいと思う。
-
ドキドキ、ワクワクが止まらない。クリスティの世界観に引き込まれた。犯人探しを楽しみたい人にオススメ。
-
ポアロが出てくるまでが長い……という感想があるのは頷けますが、それまでの様々な人々の会話を楽しみ、女性同士の会話は絵になるような気がしました。
あともうポアロが遅めに登場には慣れました(笑)
事件が起きてからは真相が知りたくてウズウズ。
正に列車のように時折停まってはまた進むというポアロの捜査がまた作品にあっています。
ポアロが列車についてラストの方で喩えますが、その喩えも美しく感じました。
賛否両論あるようですが、このシリーズは全てそうだろうと思います。
その分、今まで色んな人に愛されてきたシリーズだと思います。
次のポアロの活躍も楽しみです♡ -
クリスティー初期のミステリの傑作。