魔術の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784151300394

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  • マープルは、しっくり来ない、不可思議な事を察知する能力に長けている。
    その能力は、知人たちの間でも周知の事実らしくて、今回はその臭覚を見込まれて、依頼者の妹の邸宅へ潜入することとなった。
    果たして、彼女が察知したものとは?

  • 事件自体はシンプルで犯人はすぐに分かってしまったけど、事件が起きるまで、ミスマープルが話の中心だったところは、ちょっと新鮮だった。学生時代の友人を助けにいく話なのだけど、この友人がちょっと不可思議な人。その謎が分かった時は、ちょっと感動した。

  • 17章くらいで完全に犯人とトリックが分かった。
    犯人が分かっても 終わりまではらはらどきどきが続くのがクリスティの作品
    だが、この作品はそれもなく、惰性で読まざるを得なかった。
    根本的な発想が前作と似たような感じなので、余計にそう感じたのかもしれない。

  • ミス・マープルもの。騒ぎの中で起こった殺人の謎を解決するというもの。そのトリックはすばらしくて、驚きました。犯人については、なんとなくでわかりましたが。ただ、尋問シーンが長くて、ミス・マープルも突然わかったような感じだったので、唐突感とだるさがありましたが。

  • 依頼を受けて、旧友の妹が住む邸宅に赴いたミス・マープル。その邸には旧友の妹キャリイとその夫だけでなく、キャリイの以前の夫の連れ子や養女の娘など様々な人たちが暮らしていた。それだけでなく、隣接する施設には精神病の子どもたちも暮らしている。
    ある夜、妄想に囚われた青年エドガーがキャリイの夫ルイスを撃とうとする事件が起こる。ルイスは無事だったものの、その間に別の殺人が発生。
    騒動の裏で起こる本物の殺人、警察が一人一人事情聴取をして動機から犯人を探っていくスタイル、見え隠れする遺産相続問題と命を狙われるキャリイ、散りばめられたヒント、と王道のクリスティ作品。
    ミス・マープルの観察眼が遺憾無く発揮される。

  • 珍しくトリックと犯人は見当がついた。片付いた後のキャリイの態度が印象的だが、最初から何となく勘付いてたんだろうなとも思う。1回殺人を犯した人間は2回目以降止まらなくなるってなはクリスティでは徹底してるなあ〜。

  • 魔術の殺人はミス・マープルのドラマ版を先に見ていて、その後本書を読んだ。大まかなトリックは小説もドラマも変わりないが、小説ではより深く登場人物の深層心理に迫っていて、読み応えがあった。

  • ミス・マープルは傾聴の達人でした。

  • 登場人物の入れ替わりが中々激しめでしたが話としてはは中々でした。

  • ミス・マープルシリーズ好きです。
    いかにも怪しい人、一見怪しくなさそうだけど実は怪しい人、意表をついてこの人?!
    毎回いろいろ推理しながら読むけど、当たった試しがない。
    犯人だけでなく、人物像もそう。
    理想主義者と思われてたキャリイが一番現実を正確な見てた、とか。
    今の日本とは、場所も時代も違うところが、物語に没頭できて楽しい。

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