- Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
- / ISBN・EAN: 9784151300622
感想・レビュー・書評
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攻略本で高評価なのは図書館で全て貸出中だったので短編集を借りてみた。ポアロのドラマの原作が多くてオチを知ってたせいもあるが話がシンプルでテンポよく読める。ポアロの事情聴取のやり方やヘイスティングズとの会話など細かい所を楽しめた。
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初めてのアガサクリスティーだった。基本的に海外作品は読まないため、人物把握が難しかった。海外の名前は馴染みがあまりないし、登場人物が多くなると日本の作品以上に状況をうまく理解できない所があった。
しかしこれが、アガサクリスティーかという感慨もあり面白さがあった。
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ポアロものは皆ヘイスティングスが一緒。
別の作品に書き直されているもの(多分こちらが先かと)もあるが、ヘイスティングスがいるのといないのとで二度美味しい。
ジャップ警部も割と出て嬉しかった。
ほんと楽しいなぁ、ポアロー! -
短編なのにそれぞれがすごくボリュームのある話を読んだ気分にさせられた、唸る。すずめ蜂の巣、表題の教会で死んだ男がよかった。どちらもセリフの伏線がラストに生きてきたし、顛末もしんみりしたりほっこりしたりする話でした。
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アガサクリスティの長編を読んでいて、前置きがなげーんだよ最後の推理部分だけ早く読みたいねんと思う人向け。自分もそう言う気持ちで読んだが、読みながらあの長い前置きこそがアガサクリスティ作品の面白さなんだなと実感した。つまりあんまり面白くなかった。各作品を膨らましたらTVシリーズの1話にはなりそうだなって感じ
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ポアロものが11話、ノンシリーズの怪奇小説1話、ミス・マープルものが1話収録。
ポアロものは「スズメ蜂の巣」だけヘイスティングスが登場しないけど、いつもの事件解決パターンとは違う趣向で良かった。
ミス・マープルものは、長編の「予告殺人」に登場したバンチとクラドック警部が登場。バンチは良いキャラだったので再登場して嬉しい。ポアロも良いけど、やっぱりミス・マープルもいいなあと思った。 -
ポアロの短編が11篇とミス・マープルの短編が1篇、ポアロでもミス・マープルでもない怪奇ものの短編が1篇の短篇集。ポアロは映像で見たことがあった話だった。やっぱりヘイスティングスが出てると面白い。1番好きなのは、ミス・マープルの短篇「教会で死んだ男」。映像があれば見てみたい。
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あれ?どこかで先に読んだような?
村上春樹さんみたく、のちに別の作品に生まれ変わったものがありました。どれがそうなのかは読んでみて下さいね。 -
2003年発行、早川書房のクリスティー文庫。13編。ポアロ物が11編、怪奇物が1編、マープル物が1編。ポアロ物はポアロらしい作品。ポアロの尊大なところが長編よりもよく出ているように思う。怪奇物は最後までどうなるかわからない作品。怪奇で合理的な解決がないところが非常に面白く思う。マープル物、やはり安定のマープル、という感じである。やっぱり老婆としての雰囲気がいい。
掲載作:『戦勝記念舞踏会事件』、『潜水艦の設計図』、『クラブのキング』、『マーケット・ベイジングの怪事件』、『二重の手がかり』、『呪われた相続人』、『コーンウォールの毒殺事件』、『プリマス行き急行列車』、『料理人の失踪』、『二重の罪』、『スズメ蜂の巣』、『洋裁店の人形』、『教会で死んだ男』、(最初の11編がポアロ物、次の1編が怪奇物、最後の1編がマープル物)あとがき:「わがクリスティー体験」関口苑生(評論家)、