- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152078636
作品紹介・あらすじ
1977年にオハイオ州で連続強姦犯として起訴されたビリー・ミリガンは、精神異常のため無罪となり、1979年、最重警備施設である州立ライマ精神障害犯罪者病院へと移送された。だがそこは、体罰に電気ショック療法を用い、薬物で患者を廃人にしてしまう恐るべき場所だった。筆記用具の使用を禁じられたビリーは、シーツをほぐした糸で文字をつくり、ライマ病院の内部での出来事を作家ダニエル・キイスに書き送った。人格たちの統合は崩れ、交渉術に長けたアレン、反社会的な少年トミー、犯罪者のケヴィンなどの別人格が交互に現われ、「憎悪」の管理者であるレイゲンが主導権をにぎるようになった。混乱の時期をむかえたビリーに救いの日はおとずれるのか。『24人のビリー・ミリガン』につづき、巨匠キイスが、多重人格者ビリーの波欄にみちたその後の生涯を精神病棟を舞台に描いた待望のノンフィクション。ファンの強い要望に応え、アメリカに先がけ緊急出版。
感想・レビュー・書評
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この本は24人のビリーミリガンの続編みたいで、そちらを読みたいと思ってたのに間違えてこちらを中古で購入してました。
ノンフィクションで、精神病棟でのミリガンの内部の出来事が書かれています。
1977年に連続強姦犯として起訴されたビリーミリガンは、精神異常のため無罪になる。そのあたりの犯行動機手口、多重人格者とはどういうものなのか。を読みたかったので、この本ではなかったですが…。
恐るべき病院の内部やミリガンの別人格が現れ闘うミリガンが書かれていて、これが現実なのか…と恐怖でした。
24人のビリーミリガンが読みたい!!
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感想は下巻に。
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連続レイプ犯として起訴されたビリー・ミリガンは1978年、精神異常と判定され無罪となった。しかしその後、彼が送られたオハイオ州立ライマ病院は、体罰に電気ショック療法を用い、薬物で患者を廃人にする恐るべき場所だった。外部との手紙のやりとりも禁じられ、命を脅かされつつビリーはいかに生き延びたか…『24人のビリー・ミリガン』では書けなかった、精神病棟内でのビリーの孤独な闘いを明らかにする驚異の続篇。
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悲劇のヒロインになりたいけども、なりきれず崖際でまごついているあなたへ。本書を読んでも心の被害者になれる人はなかなかいないと思う。甘えなんてしゃぶって捨てろっとパンクな言葉を吐き捨てたくなる読後感であった。
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昔話題になった多重人格者・ビリー・ミリガンの物語続編。政府、官僚、メディア、世論により地獄の病院と称される場所へと送られるビリー。統合されつつある精神はふたたび分裂し混乱に…。精神鑑定による無罪を認められない気持ちも分かりますが、だからといってこんな虐待を日常としている場所が許されていることも、そんな場所でたとえようもない絶望にさらされるのも許されない。自分を必死で守る多数の人格の葛藤が胸に刺さります。
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事実がとても上手くまとめられていて読みやすい。リアルな想像をさせる風景描写もさすがと言ったことろ。
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色々な人格があり、様々な能力が使えるのがすごい。ライマでの戦いはその知性と方法を純粋に尊敬します。屈しないのもすごい。メアリとの別れは悲しいです‥‥。
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読了
内容(「BOOK」データベースより)
1977年にオハイオ州で連続強姦犯として起訴されたビリー・ミリガンは、精神異常のため無罪となり、1979年、最重警備施設である州立ライマ精神障害犯罪者病院へと移送された。だがそこは、体罰に電気ショック療法を用い、薬物で患者を廃人にしてしまう恐るべき場所だった。筆記用具の使用を禁じられたビリーは、シーツをほぐした糸で文字をつくり、ライマ病院の内部での出来事を作家ダニエル・キイスに書き送った。人格たちの統合は崩れ、交渉術に長けたアレン、反社会的な少年トミー、犯罪者のケヴィンなどの別人格が交互に現われ、「憎悪」の管理者であるレイゲンが主導権をにぎるようになった。混乱の時期をむかえたビリーに救いの日はおとずれるのか。『24人のビリー・ミリガン』につづき、巨匠キイスが、多重人格者ビリーの波欄にみちたその後の生涯を精神病棟を舞台に描いた待望のノンフィクション。
The Milligan Wars by Daniel Keyes -
『24人のビリー・ミリガン』続編。上下巻。