リーマン・ショック・コンフィデンシャル(上) 追いつめられた金融エリートたち

  • 早川書房
4.01
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本棚登録 : 497
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152091437

感想・レビュー・書評

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  • リーマンショックの舞台裏が詳細に書かれている。
    登場人物のビジネスマンとしての生い立ちなども記述されており、大変興味深い内容であったが、そちらのボリュームもかなりあるため、休み休み読むことには不向き。

  • リーマン・ブラザーズ崩壊への道程を詳細に浮かび上がらせている。勿論これは(裏付けのある)1つの仮説なのだけれど、歯車が狂っていく様子をありありと感じることができる。ウォール街のエリートたちも、特殊な環境に置かれたらやはり壊れていくんだな、とか、そうはいっても冷静に状況分析して動いているな、とか、色々と考えさせられる。特に感じるのが、押し出しの強さ。(読者から見ると)明らかに絶望的な状況なのに、信念を持って最後までちゃんと悪あがきする姿は、やはり凄い。そして、その凄さがこの本の面白さにつながっているんだと思う。

  • サブプライムローンを利用した証券化バブルの崩壊が流動性危機をもたらし、リーマンブラザーズ倒産、AIG国有化に代表される米金融界の大変革をもたらした。
    本書はそうした一連の企業再編・淘汰の貴重な記録である。リーマン、AIG、BAC、MS、JPM、GS等々のCEOや各行の幹部、バーナンキFRB議長、ポールソン財務長官といった政府関係者など、サブプライム危機のキーパーソンの言動が詳述され、密度の濃い内容ながらも文章の巧みさで一気に読ませる。
    上巻は主にリーマンCEOのファルドと取締役会の軋轢、リーマンが窮地に追いやられる過程に力点が置かれている。

  • 9/30fin

  • リーマン・ショックを膨大な取材をもとに再構築したノンフィクション。ウォール街の投資銀行のCEOたち、ポールソン財務長官、ガイトナーNY連銀総裁など政府関係者含めての言動が生々しく再現されており、飽きない。時々刻々と悪くなっていくリーマンの状況の中でのリーマンCEOの苦悩と他の投資銀行の冷静さ、したたかさが対照的。

  • 図書館で一番に予約して借りた本。
    日本語訳されるのを待っていました。
    リーマンショックの際に何があったのか、全てが分かる本。
    何処の誰であろうとも、絶対に関係している話なので知っておく必要があると思います。
    用語を調べたり、登場人物についてwikiったりして調べながら読み進めていくので、けっこう大変でした。
    人物像や会社の色についても言及していたので、面白く読めました。

  • 読み応えある。自分の勤めている会社に何があったのか、改めて実感する。助かるも助からないも紙一重だったと知り、当時の手に汗握った感覚を思い出した。

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