- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784152093073
感想・レビュー・書評
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表紙のイラストの淡いイメージと中の少女と
の淫靡な雰囲気と
脆さ、壊れやすそうな感じが随所にあって
どうにもエロに注意向いちゃうけど
生、って?
生きることとはなにか
どうか
と、どこか頭のすみっこに思い浮かんじゃう
「私が私であることを誰が証明できる?」
この問い
これからずっと、自分にもしかしたら身近な誰かに
確かめていくことになるかも詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなりエグい表現が多い。性犯罪の被害者もしくは、それと気づかず現実逃避したりや溺れていく少女たち。
辛い内容の連続。 -
お洋服にかける愛情が強く話もはしっかりとまとまっている。
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『雨の塔』が既読だったので「コンクパール」は、そのリンクが少し嬉しい。6短編とも性的描写・背景が身に絡みつくように粘っこく、短編といえども、あ、胃もたれがw。甘いお菓子、宝石、ぬいぐるみ、ロリータファッション…少女にお似合いのアイテムの裏側に女郎蜘蛛が潜んでる。そんな雰囲気のお話でした。みんな幸せそうじゃないなあ。
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痛くて切ない話ばかりで読んでいるのが苦しくなる。
どの話も含みを持たせたまま終わるので後味がなかなか悪いです。
でも可愛いお洋服を纏った女の子は良いです。 -
少女であるがゆえに、無垢に見える気がするし、歪みもまた美しく思えます。
外界へ逃げ出す知識もお金もなければ、想像の中に逃げ込むしかない。愛情という言葉で誤魔化している間の幸福さが、痛々しくも綺麗です。
『雪の水面』と『ピンクのうさぎ』が好き。 -
二十歳を過ぎると、時間が経つのだけ早くて、中身の成長が遅くなる。
ほんまにその通り。
中身が伴っていかないことへの苦しさが
どの作品からも感じられて少し息がしにくかった。 -
少女や少女のままの女たちの、美しく官能的だが病んだ物語たち。百合・ロリコン要素を濃く含みます。宝石に恋する女を描いた「コンクパール」と、養護教諭と彼女の恋人、彼女に恋する男子高校生、保健室の常連少女を描いた「春眠」が良かった。装丁も扉絵も素敵。