シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 739
感想 : 110
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784152094728

感想・レビュー・書評

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  • 図書館にて借りる。シャーリーさん、素敵です。(笑)

  • すごく面白かった。
    各個人のキャラが濃くて、本の随所に原作を読んだ人なら分かるような小ネタが散りばめられて、読んでいて楽しかったと思う。

  • ホームズ&ワトソンを女性に置き換え、時代を現代に設定したパスティーシュ。とにかくホームズのキャラ設定がぶっ飛んでいて面白いです。ワトソンもなんだか一癖ありそうで、是非ともシリーズ化していただきたいです。

  • シャーリーがかわいいー。
    こういう登場人物好きです。
    続きを読みたい。

  • 登場人物の性別を逆転させ、更に舞台を現代のロンドンに移した、ホームズパスティーシュ。ホームズとワトソン、そしてもちろんレストレードも女性です。
    2012年、オリンピック開催中のロンドンで、ピンク色に染まった中毒死の死体が連続して発見されるという事件が発生。
    、アフガン帰りの退職軍医ジョー・ワトソンと、人工心臓を抱えた美貌の女性シャーリー・ホームズが立ち向かう、謎と活劇の物語。
    ベイカー街221bの管理人、ハドソン夫人が電脳的存在になっていたり、レストレード警部が幼い子を抱えたシングルマザーとして頑張っていたり、キャラクターの設定もしっかりしていて、事件のトリックも独創的、ストーリーもひねりが効いていて、とても面白かったです。赤い地に金の装飾のヴィクトリアンな装丁も目を惹く本作、続編希望熱望、ぜひともぜひとも。
    作中の追跡劇でジョーがとんでもないアクションを要求されたシーンで、ジョーが心の中で並べ立てる罵り文句がものすっごくおかしかったのでちょっと引用。

    "(ファッキンロンドンの物価! ファッキンロンドンの家賃! ファッキン私を雇わなかったバーツの人事! ファッキン私を振った男達!!)
    お前ら全員ロンドンアイに一人ずつ押し込んで、ミサイルの的にしてやりたいわ。"(『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』140p)

    うん、最高。

  • 性別を女に、時代を現代にしたシャーロック・ホームズ作品。
    上手く現代風にアレンジされているけど、この一冊だけでは活かしきれていない設定が多いので続編を期待したいです。
    パンケーキおいしそうだった。

  • ホームズ好き、シャーロックホームズ好きとしては手が伸びること間違いない。様々な作品のオマージュ的な要素が強い中で、どうやってそのエッセンスが活かされて行くのか、続きに期待したいところ。単体の作品としては、キャラクターと設定を愉しむ要素が強い印象。高殿円さんのテンポのよさと、キャラクターが女性であることのよさは充分堪能できたかな。

  • おもしろいいいいい!
    元ネタの本家は一巻しか読んだことがないのですけど←
    ちゃんと読んでる人はもっとおもしろいんじゃないかな。
    二人の今後も気になるけども、二人の過去も気になる。そして挿し絵がかわゆい。

  • ホームズもワトソンも、スコットランドヤードの警部も事件の犯人も被害者も人工知能ですら全員女性@現代。唯一の男性は美味しいパンケーキを焼いてくれるカフェのオーナーという(笑)。そしてホームズは何と僕っ娘!ページが進むごとに色々と潔いほど荒唐無稽で驚かされるし、シャーリーに惚れてまうがな♪この分だと続きも期待できそうで楽しみ~♪

  • 同人誌が書籍になっとる!!!というこの、なんともいえん感じが、さすが高殿御大。

    不肖ワタクシ、シャーロック・ホームズ読んだことがなくてですね。原典から何がどう来てどうなったとかは分からないです。
    軽めのミステリとして、普通に楽しめる感じ。
    男性諸氏には、ちょいとばかり恥ずかしいネタかなと思わなくもないですが。

    百合でいいんだー。
    パンケーキが美味そうなのがいいんだー。

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著者プロフィール

1976年兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』、『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、『マル合の下僕』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』、『主君 井伊の赤鬼・直政伝』(文藝春秋)など。2013年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。

「2023年 『忘らるる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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